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3-02-17.屋根裏は構造、漏水、断熱状況をチェックします

この記事の所要時間: 66

このページでは屋根裏のチェックポイントについてお話しします。屋根は外観からのチェックも大事ですが(「3-02-11.戸建住宅の屋根は形と材料と劣化状況を確認しましょう」参照)、内部からのチェックはさらに重要です。

まずは屋根裏の構造をチェックします

屋根裏の説明

屋根裏で組まれている各構造部材を見て、きちんと取り付けられているかどうかや、大きな割れなどがないかを確認します。

屋根裏は、棟木(むなぎ)、小屋束、垂木、梁、野地板などで構成されています。これらの部材がきちんと接合されているか、大きな割れなどが無いかを分かる範囲で確認します。

写真の小屋束は縦に割れていますが、これは背割りと言って、乾燥による割れを防ぐものですので問題ありません。また部材の割れと言っても、乾燥によるひび割れなどは構造に影響がないと言われています。木材の細かなひび割れは大半が乾燥によるものですので、細かなひび割れについては気にする必要はありません。

もっと大胆に、明らかに割れていると思えるものや、そもそも接合が正しくないために束が浮いているときは問題です。床下のチェックの際にもお話ししましたが、施工精度は普段見えない場所の施工でよく分かります。屋根裏も普段見えない部分ですので、施工精度が確認できます

木材同士が雑に取り付けられていたり、端材と思われる変な色の木材が使われているようですと、施工精度はあまり良くない建物であると推測できます。目にできる範囲は限られますが、注意してみるようにしてください。

雨漏りの有無のチェックは特に重要です

構造のチェックと並行して、雨漏りのチェックも重要です。雨漏りは主に野地板の端を中心に見ていきます。端とは、棟木との境目や壁との境目あたりのことです。この野地板が濡れていたり、濡れた跡がある場合は、雨漏りなどが起きている可能性があります

雨漏りではなく、結露であったり、換気口から水が吹き込んでいる場合もありますので、濡れていたり水漏れの形跡があった場合は、専門家に調査を依頼するか、その物件を見送るかを検討しましょう。

また、天窓がある場合はその周辺も注意してみます。どうしても開口部周りや屋根と屋根、屋根と壁といった違う部材が集まっている部分は雨漏りが起きやすい場所ですので、そういった場所を中心に見ていくと良いと思います。

また雨漏りが起きやすいタイプの建物もあります(「4-02-01.雨漏りしやすいタイプの戸建住宅について知っておきましょう」参照)。

屋根について言えば、屋根の形が複雑な建物、屋根に谷がある建物、屋根の上に太陽光パネルなど屋根材以外の何かが載っている建物などが該当します。このタイプは各々の問題がありそうな場所を、より注意して雨漏りの有無を確認するようにしましょう。

天窓周りをサーモグラフィカメラで撮影

天窓など漏水を起こしやすい場所は特に厳しくチェックする必要があります。ふくろう不動産ではサーモグラフィカメラで撮影し、後から温度分布も確認しています。

動物が住みついていないかも確認します

動物のイメージ写真(タヌキ)

街中であっても、屋根裏に動物が住み着く例はあります(写真はタヌキ)。

また、天井裏には動物が住み着いている例もあります。千葉ではハクビシンなどが街中でも見かけられます。私は近所の空き家の屋根裏に外から入っていくハクビシンを目撃したこともあります。

人が住んでいる家であれば可能性は低いと思いますが、空き家になっていた場合は、動物が住み着き、屋根裏に糞尿などが残されている場合があります

他にもコウモリなどが住み着いているケースもあります。これは両方とも千葉市の例です。街中でも動物が入っていることは結構あります。動物が住み着いていたからといって、すぐに構造的に問題となる訳ではありませんが、清掃など余分な費用がかかることを理解しておきましょう。

天井か屋根側に断熱材が入っているかどうかも確認します

もう1点見ておきたいのは断熱の状況です。現在の中古戸建住宅が新築と比べて大きく劣っていると思われるのが断熱性能です。

最近の住宅であればそれなりに断熱について考えられていますが、昔の住宅では意味が無い断熱材の敷き込みや、そもそも断熱材が一切入っていないということがよくあります

屋根を見る際には、断熱が屋根に入っているか天井に入っているかの確認をし、入っていないようであれば、購入後に断熱リフォームの費用が掛かる可能性があることを覚悟しておきます。天井断熱のリフォームですと20万円位から、屋根断熱では60万円位からのようですが、面積や形状などによってもリフォーム金額は大きく異なります。

ただ、屋根断熱では外張り断熱と言われる方法で野地板の外側に断熱材が張られていて、屋根裏からは確認できないこともあります。図面と照らし合わせながら確認する必要があります。

次のページはこちら 「3-02-18.プロもあまり詳しくない断熱について知っておきましょう」

ふくろう不動産は簡易的ではありますが、雨漏りチェックを行います

ふくろう不動産ではサーモグラフィカメラを所有しています。屋根の漏水は水漏れ跡を目視で確認することが基本ですが、サーモグラフィカメラも併用してより精度の高いチェックを行うようにしています。

詳しくは「2-01.サーモグラフィカメラは雨漏りの建物を見つけます」のページをご参照ください。この雨漏りチェックは簡易チェックと呼んでいますが、通常の目視よりもはるかに高い精度で雨漏りの有無を見つけることができます。

サーモグラフィカメラ

ふくろう不動産で使用しているサーモグラフィカメラです。

ふくろう不動産で仲介取引を行ったお客様は、この雨漏りチェックも含めた建物検査は無料で行っていますが、新築住宅の購入や他の不動産会社の仲介で不動産を購入されたお客様向けに、建物検査サービスを有料ではありますが、承っています。

サーモグラフィカメラを使った雨漏りの簡易チェックや、構造の問題チェック、ロボットを使った床下チェックがセットで、58,000円(税抜)にでこれらの検査(インスペクション)を行っています。詳細につきましては、「6-03.戸建住宅のインスペクションの費用と内容について」のページをご確認ください。

また、ふくろう不動産では皆さまからのご質問やご相談を随時受け付けています。ご質問やご相談はもちろん無料です。ご相談をされたからといって、後で当社からしつこい営業の連絡をすることもありません。ご質問などは「お問い合わせフォーム」からご連絡いただくか、お電話にてお問い合わせをお願いいたします。

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