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3-02-21.ガスコンロとIHクッキングヒーターのメリットとデメリット

この記事の所要時間: 724

IHクッキングヒーターを入れる家庭は、オール電化住宅とする率が高いようです。
オール電化住宅は住宅のエネルギーの全てを電気とした住宅です。実際には
・IHクッキングヒーター
・エコキュート
・床暖房
の3種類の設備を組んだ住宅とするケースが多いようです。

これらの設備分だけ当初の設備費が余分にかかりますが、ガス関係の設備工事費はかかりません。とは言いましてもガス関係の工事費はさほど高くなく、給湯器などの設備を除いた工事費は15万円程度で収まることが多いため、やはりオール電化住宅の方がイニシャルコストはかかります。

ちなみにこのガス工事費15万円というのは新築の際の工事費であり、いったんオール電化住宅でガスを引かなかった場合に改めてガスを入れる場合にはもっと大きな費用がかかります。

IHクッキングヒーターのメリットはたくさんあります

オール電化住宅ではガスレンジの代わりに、IHクッキングヒーターやラジエントヒーターを入れます。これら電気調理器のメリットは、
1.火力が強い
2.火事の危険性はガスレンジより低い
3.掃除がしやすい
4.ガスほど熱くない
5.燃料代が安くなるケースも多い
などがあります。

まず1.の火力についてです。電気式と言うとガスのように直接火を使うものよりも火力が弱いようなイメージがありますが、一般的な機種であれば、ガスコンロよりもIHの方が火力が強いと思われます。

差を感じるのがお湯を沸かすときで、IHは本当にあっという間にお湯が沸きます。また温度調節などが簡単にできることもメリットの1つです。

またガスコンロと比べると火事の危険性は低いと思われます。最近のガスコンロもよくできており、火事防止の機能が色々と付いていますが、それでも実際に火を使わないIHと比べれば若干危険性は高くなります。

しかしIHクッキングヒーターは必ず火事が起きないというものではありません。消防庁のサイトに電気火災の注意点について説明している動画があるのですが、IHを使用中に火が出る実験結果も公表しています(未然に防ごう!電気器具火災 総務省消防庁より)。IHはガスコンロより危険性は小さくなりますが、ゼロになる訳ではないことを理解しておきましょう。

掃除のし易さも人気の1つです。表面がフラットなので、基本的に拭くだけで済みます。ガスであればゴトクを外したり火が出る部分などこまごましていますので、掃除はIHよりも手間がかかります。

4.の熱くないは意外と知られていませんが、IHがガスコンロよりも熱効率が高いため、余分な熱が周りに逃げません。結果として調理器周りが熱くなる率は、ガスコンロよりも低くなります。

5.はそのエリアにもよりますが、プロパンガス利用でかつそのプロパンが高いエリアであればIHの電気代の方が安く済むケースがよくあります。都市ガス利用の場合は判断が微妙ですが、オール電化などで電気料金を安く設定しているのであれば、ガスコンロよりも光熱費が安くなることもあるようです。

IHクッキングヒーターのデメリットも理解しておきます

それでは逆に電気調理器のデメリットには次のようなものがあります。
1.電磁波が心配
2.イニシャルコストはガスレンジよりも高い
3.使える鍋などに制限がある

1.の電磁波について心配される方が1番多いと思います。これについては色々な意見がありますが、私の意見は、機種によって大きく異なるので何とも言えない、となります。

IHクッキングヒーターは昔の機種は本当に大きな電磁波(の中の磁場)を出していました。しかし、2008年頃に技術革新があったのか、2008以降に製造されたIHヒーターは多くの機種で強い磁場を出していません

日本電磁波協会が定めている電磁波の安全基準は3mG(ミリガウス)以下ですが最近のIHクッキングヒーターはこれより数値が下回る機種が大半です。ただしこれも機種によるので絶対大丈夫という訳ではありません。

また海外製の電気調理器で磁場が発生しません、と言われている商品でも強い磁場が発生していることがあります。これは海外のメーカーがウソをついている訳ではなく、使用条件の違いによることもあるからです。

例えばドイツ製の機種でドイツ本国で使用する分には磁場が発生していませんが、日本で使用する場合には大きな磁場を発生させていたという例を知っています。これはドイツでは250Vで使用していた機種が日本の200Vという環境下で使用すると磁場が発生してしまったようです。

こういった例もありますので、実際に日本の環境下で使用または実験して結果を出したものでなければ安心できません。

ただ、前述しましたように最近の大半の機種では強い磁場を出していません。ですので、あまり神経質になり過ぎる必要はないと思います。心配な方は電磁波測定士など専門家に相談して確認するか、ガスコンロに交換し電気調理器は使わない、という判断もあるかと思います。

2.のイニシャルコストはガスと比較するとIHの方が高額です。しかしその際は最近ずいぶん縮まった感じがします。同じビルトイン3口タイプでガスレンジは3万円くらいから、IHは4万円くらいからとそう大きな差ではありません。

使える鍋やフライパンなどの調理器具も以前はかなり制限があったのですが、これも最近IH対応可能の調理器具が増えてきているので、それほど問題にはならないと思います。

ガスコンロは好みで選んでも問題ありません

ガスコンロについては既に皆さんがご存じのことが多いと思います。購入の際にはプロパンガス用か都市ガス用かを間違えないことと、サイズを間違えないことの2点を注意すれば、あとは好みで決めても問題ないと思います。

ガスコンロのメリットもいくつかありますが、価格が安く取り換えが簡単という点が挙げられます。最近ではガスコンロはネットでも購入できますし、取り付け費も取り付けだけ行う業者がたくさんいます。

私の家もガスコンロの交換はネットで購入し、取り付けは別途依頼しましたが、両方の金額を合わせても10万円に届かない範囲で交換できました。

ネットで購入したガスレンジ

今やガスレンジはネットでも簡単に購入できます。取り付けとセットで販売している業者もいます。ネットの口コミなどを参考にして選べば大きな問題はないと思われます。

ガスレンジを取り除いた後

ビルトインのガスコンロはほとんどのメーカーでサイズを統一していますので、交換も容易です。古いガスコンロを取り外したとは、写真のようになります。

ガスコンロ取り付けの最後の調整

下でガス管を取り付ければあとは簡単です。簡単とはいえ、ガスは失敗すると危険が大きいので、プロに取り付けてもらいます。

交換時で強いて注意点を上げると、ガスコンロのメーカーによって、ガス管の設置位置が違います。そのため違うメーカーのガスコンロを選ぶとガス管取付で無理な角度で取り付けしなければならないケースもあるようです。特にこだわりが無ければ、ガスコンロ交換の際には同じメーカーの製品を選ぶ方が、そういった危険を避けることができます。

こういったメリットデメリットを考えたうえで調理器具を決めれば良いと思います。安全かどうかいう切り口で考えれば、ガス=火事、電気=電磁波といった問題の可能性はどちらも少しずつあるかもしれません。

しかし、どちらの可能性も今では低くなってきていますので、好みで決めても問題ないと私は考えています。ただIHの電磁波については、心配される方は1度計測された方が良いとは思います。

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もしIHの電磁波や他の家電などにより、その場所に住んでいる皆さんやご家族の健康が心配という方は、ご相談ください。ご相談などはもちろん無料です。ご相談を受けたからといって、後で当社からしつこい営業の連絡をすることもありません。ご相談は「お問い合わせフォーム」をご利用の上、ご連絡をお願いします。

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