不動産を選ぶ際に、近所にどんな買い物施設があるのかも重要なポイントです。ただ、チェックは単に店の有る無しだけを見てはいけません。店の品ぞろえや商品の価格、お店周辺の人や車などでも分かる情報がたくさんあります。このページではそのチェックの仕方についてお話しします。

日用品のイメージ

日用品の買い物施設は有無だけでなく、内容を確認することで多くのことが分かります。

まずはお店までの距離を調べます

お店までは歩いて確認のイメージ

買い物施設はネット地図でも確認できますが、不正確なことも多いので、実際に歩いて調べる方が確実です。

まずは、購入予定の物件の近くにスーパーやコンビニなどの買い物施設がそもそもあるのかどうか、ある場合にはどのくらいの距離にあるのかを調べてみましょう。調べるといっても、近所をフラフラ歩いてみるだけです。

もちろんネットの地図で予め見ておく方法もありますが、コンビニあたりは出店や転居も多いので、ネットの情報では追いついていないケースが多いように感じます。

幸いスーパーもコンビニも目立つ場所にありますので、近所を歩けば分からないということはあまりありません。白地図を持って、お店の場所にチェックを入れ、後からネットで距離を調べるという方法もあります。最近はgoogleMapでも簡単に距離や徒歩分数を調べる事が出来ます。

スーパーマーケットは店の中も見て商品も確認しましょう

スーパーのイメージ

スーパーの棚の品揃えでその街の特徴を推測することができます。

近所にスーパーマーケットがある場合には、店の中も見ておきます。実は近所のスーパーの店内で得られる情報はたくさんあります。

1つはその品揃えです。品揃えといっても商品が豊富とかいう話ではありません。どんな商品を売っているかで、その街の傾向がある程度分かります

分かりやすいのはお惣菜のコーナーです。たとえばお弁当で、肉類中心で値段が安くがっつり食べる系のお弁当が多いスーパーですと、若い世帯が多いエリアだと推測できます。

逆にお弁当の量が少なく、和食系が多いのであれば、お年寄りが多いエリアの可能性があります。もちろんざっくりとした推測でしかありません。

またお店が複数ある場合は、自店のカラーを出すためにあえてお客様を絞り込んでいる場合もあります。ただそういったお店の方針も含めて、品ぞろえでそのお店のお客様を想像することができますし、そのカラーが自分に合っているかどうかを考えることができます。

これは他の商品でも分かることがあります。ドッグフードが充実しているのであれば、犬が多いエリアかなとか、紙おむつが多いのであれば、小さい子どもが多いエリアかなとかの予測ができます。

今自分が住んでいて買い物をしているお店と比較して、違う点があれば、それはその地域の特徴である可能性があります。

もう1つはお店に入っているお客さんです。当たり前ですがその店の中にいるお客さんはほとんどが地元の方、近所の方です。

時間帯によってお店にいる方の層は違うとは思いますが、いつも自分で買いものをしている時間帯で、普段使っているスーパーとの比較でそのエリアの傾向が感じられることがあります。

本屋さんがあれば、こちらも品ぞろえが参考になります

書店のイメージ

本屋さんの品揃えでも街の傾向が判断できることもあります。

品揃えをみるのはスーパーに限りません。近くに本屋さんがある場合にはこちらの品揃えも参考になります。

例えば絵本コーナーが広いのであれば、小さな子どもが多いでしょうし、参考書や問題集などが多いのであれば、学生が多い街だと予測できます。こちらも近所の本屋さんとの違いを見ることで、判断の助けになります。

雑誌コーナーも分かりやすいかもしれません。私はあまり詳しくないのですが、女性誌はその本ごとに細かくターゲット、年齢層が設定されています。この雑誌が多いのであれば、そのターゲットとなる人たちが多いのであろうと予測できます。

皆さんもすべての本や雑誌について詳しいということは無いと思いますが、自分の詳しいジャンルがあれば、そのジャンルについてチェックしてみてください。なんとなく傾向をつかむことができるかもしれません。

ちなみに私は車雑誌を参考にしています。車の雑誌も結構細かく分かれているため、判断がしやすいためです。たとえば高級住宅地であれば、外車を多く取り上げている雑誌の率が高いなどの傾向があったりします。

他にもいくつかの指標でチェックしています。皆さんもご自分の興味のあるジャンルで、チェック指標を持つと良いのではないかと思います。

コンビニは品揃えよりは夜の店頭チェックでしょうか

コンビニのイメージ

コンビニは店内よりも店の周りを見た方が参考になることが多いようです。

スーパーマーケットや本屋さんでは品揃えをチェックしました。コンビニでもお店によって品揃えが違いますので、詳しい人であればこの品揃えで周辺の特徴がつかめるかもしれません。ただ、スーパー程大きな差が出ていない気がします。正直私はコンビニの品揃えでは判断できません。

それよりもコンビニでは他の要素をチェックします。分かりやすいのは夜のコンビニの前です。コンビニによっては店の前が若者のたまり場となっていることもあります。

それがすぐに問題になる訳ではありませんが、ちょっと怖い雰囲気を出している場合もありまし、うるさかったりすることもあります。駐車場併設のコンビニでは、夜に停められている車やバイクでもその場所の傾向がつかめることもあります。

これは昼よりも夜の方が特徴が出やすいのではないかと思います。ですのでコンビニは夜に1度チェックしてください。

人が集まりやすいというのはデメリットとなることもありますが、メリットとして感じられるときもあります。特に帰り道で街灯が少ない暗い夜道の途中にコンビニがあるとありがたいと感じることもあります。いざという時の避難場所になる可能性もあるからです。

どう感じるか、どう使うかはその人の考え方によりますで、自分の感覚でどう思うかを早い段階で確認しておくのが良いと思います。

単に買い物だけであれば、ネットスーパーも使い勝手があります

イオンのネットスーパー

単に買い物だけということであれば、ネットスーパーも使い勝手があります。
出典:AEON

最近はネットスーパーも充実してきました。買い物金額によっては配送料がかかるケースもありますが、手間がかからないのがありがたいです。午前中に注文すれば夕方には届くというシステムを入れているスーパーが多いようです。

首都圏であれば、どのネットスーパーも大体のエリアをカバーしているのではないでしょうか。私も何度か使ったことがありますが、これで不便を感じることはありませんでした。

こう考えると昔ほど買い物施設が近所になければ、とこだわることもないかもしれません。

以上、買い物施設のチェックについてお話ししました。通常言われているチェックとは多少異なるかもしれません。皆さんの参考になればと思います。

次のページはこちら 「4-01-04.いざという時に必要な施設を調べておきましょう」

この動画の内容の一部を動画でも解説してみました

このページでお話ししました内容の一部を動画でも解説してみました。その動画はこちらです。

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