津田沼駅周辺の住みやすさについてお話しします
当社:ふくろう不動産は八千代台駅近くにある不動産会社のため、京成線沿線の売買仲介を得意としています。そしてこのエリアで最も栄えているのが津田沼駅近辺です。京成津田沼駅とJR津田沼駅は距離があるのですが、両方の駅近辺をまとめてご紹介したいと思います。
津田沼駅周辺は起伏が多いエリアです
津田沼駅近辺は意外と坂が多い街でもあります。上の地図は地理院地図の色別標高図で、十字の印がある場所がJR津田沼駅です。そしてこのJR津田沼駅から徒歩15分圏内を見てみますと、駅よりも低地がたくさんあることが分かります。
京成津田沼駅はJR津田沼駅から徒歩15分くらいの場所にありますが、ここは標高が7mくらいしかありません。JR津田沼駅が標高16mくらいですので、JR津田沼駅から京成津田沼駅に行くには、高さで9m近く道を下ることになります。
実際に道を歩いてみますと、それなりに高低差があり、坂があります。京成津田沼駅から少し南に行きますと、国道14号線、千葉街道がありますが、ここから海側は埋立地が多く、ここから先は高低差がなく、海までフラットな土地が続きます。
海側は坂が無いのはありがたいですが、埋立地であるということから地盤が弱い場所も多いため、より注意して物件を選ばなければならないでしょう。標高で言えば2m台、3m台の土地がほとんどです。
高さが低いエリアは一般的に水害に弱い可能性が高くなり、さらには地盤が弱い可能性が高くなります。低いエリアの立地の不動産購入を検討されている方は、地盤調査を必ず行うなど十分な注意が必要です。
京成津田沼駅付近はターミナル駅の割には大きな街にはなっていません
京成津田沼駅は京成線の本線、京成千葉線、新京成線などが集まるターミナル駅です。ですが、ターミナル駅の割には規模がそれほど大きな街になっていません。駅も一応は駅ビルとなっていますが、ショッピングセンターではなく、事務所も入っている雑居ビルのような建物です。
駅を出たとことにある大きなビルには、1階には東武ストアがありますが、他は市役所などの事務所となっています。
駅前ロータリーもそれほど大きなものでは無く、その周りに大きな建物がある訳ではありません。駅前の発展度で言えば、八千代台駅の方がむしろ発展していると言えます。
そして京成津田沼駅から少し離れれば、すぐに戸建ての住宅街になります。これは京成津田沼駅周辺のみが商業系の地域になっており、少し離れただけで住居系の地域とする都市計画となっているからです。
考えようによっては、利便性の良い場所に住みたいけれども、マンションではなくて戸建て住宅が良い、という方にお勧めできる場所という事にもなります。
もっともその分売りに出される物件は多くありませんし、金額もそれなりに高い金額となります。ですがそれも逆に言えば、希少性が高く、資産価値を保ちやすい、という事にもつながりますので、判断は簡単ではありません。
JR津田沼駅近辺は大きく発展しています
京成津田沼駅付近と異なり、JR津田沼駅付近はとても栄えています。駅ビルこそありませんが、ペデストリアンデッキ(大きな歩道橋のようなものだとお考えください)でいくつかのビルとつながっているため、道路を通らずに、色々な商業施設に行くことができます。
JR津田沼駅北口にはパルコがあり、建物2棟がつながっている大きな商業施設です。北口には大きなロータリーがあるのですが、このロータリーをデッキがまたいでいるため、信号などを待つ必要がありません。
また、JR津田沼駅の近くには新京成線の新津田沼駅もあります。この新津田沼駅の南側にはイトーヨーカ堂、北側にはイオンがあるため、日常的な買い物で不便な思いをすることは無いでしょう。この2つのショッピングセンターは両方とも新津田沼駅とつながっており、雨に濡れることなく、両方の施設に行くことができます。
駅周辺の駐輪場や駐バイク場はぎりぎり足りている感じでしょうか
上の写真は京成津田沼駅横にある駐輪場ですが、1,550台分のスペースがあります。京成津田沼駅近辺にはこの他にも2つ駐輪場がありますが、他の2つは90台分、60台分と小さな駐輪場です。合計で1,700台分の駐輪スペースがあります。
八千代台駅近くの駐輪場が3,000台以上あることを考えると少ないと感じられるかもしれません。実際に駐輪場は毎年抽選となっています。ですが平成27年の状況を見てみますと、4月に駐輪場の追加募集が出ていたくらいですから、全く足りていないという事でも無さそうです。もっとも追加募集台数は京成津田沼付近の駐輪場では10台分だけでしたので、若干不足気味なのかもしれません。
JR津田沼駅の方にも駐輪場があります。定期利用で使う駐輪場として北口では1,870台分の駐輪スペース(L・N)があります。これとは別に、北口第二自転車等駐車場(P)では原付バイクを停めることができ、350台分のスペースが、第四自転車等駐車場(O)では100台分の原付バイク駐輪スペースがあります。
JR津田沼駅の駐輪場や駐バイク場は追加募集で結構な台数の募集がありましたので、こちらは十分に駐輪スペースが空いているのではないかと思われます。
京成津田沼駅近辺にはそれなりに自然も残っています
津田沼近辺はここまでお話してきましたように、この一帯では最も大きな街ですが、自然もそこそこ残っています。上の写真は京成津田沼駅から近い場所にある菊田遊歩道です。
上の写真も京成津田沼駅から徒歩圏にある公園です。この鷺沼城跡公園の他にも菊田水鳥公園など大きな公園がいくつかあります。公園はたくさんあるという訳ではありませんが、都会度合いが高い割にはそれなりにある、という感じでとらえてもらえれば良いと思います。
津田沼駅付近は戸建て住宅の流通量が少ないため良い物件があればお勧めです
さて、この津田沼駅付近は街の発展度合が高いせいか、戸建て住宅は物件の数自体があまり多くありません。売りに出されている数、成約された戸建て住宅の数を見ても、八千代台の半分以下です。
では数が少ないからといって、とても高額かと言われればそうでもありません。道路付けや他の条件にもよりますが、土地の平米単価は20万円を下回るくらい、条件が悪ければもっと安い土地もあります。中古の戸建て住宅であれば2,000万円台の半ばから3,000万円台半ばが中心価格帯です。
「2-01-01.資産価値という面から見た街選びについて」の記事でも述べましたが、物件の供給数が限られている街は資産価値を維持しやすいという傾向があります。この津田沼近辺で気に入った土地や戸建て住宅が見つかるのであれば、資産価値的にはお勧めしやすいエリアだと思います。
また、津田沼駅近辺はマンションの供給が多いエリアです。京成津田沼駅近くではあまりマンションはありませんが、JR津田沼駅近くであれば、マンションの売り物件の数は多くなります。成約事例を見ても、戸建て住宅よりマンションの方が数が多く、その点から見れば戸建て立地ではなくマンション立地の街と言えるかもしれません。
マンションはファミリータイプであれば、1,000万円台から3,000万円台の半ばまで幅広い価格帯で売られていますが、数が多いのは2,000万円台という印象があります。
ただ、駅から少し離れたマンションですと、戸建て住宅とさほど金額が変わらないものもあります。マンションを選ぶか戸建て住宅を選ぶかは、購入される方の価値観によりますので、どれが正解という話ではありませんが、一方でどちらが得なのかを正確に判断しないと、後から後悔することになり兼ねません。
特に津田沼近辺は利便性の良い場所ですが、一方で自家用車があると便利な場所でもあります。この駐車場費用や管理費などを計算した上で、どちらが得なのか計算したうえで判断するようにしてください。このあたりのお話は「2-05-12.同じ支払額でもマンションは戸建住宅より安い金額の物件しか買えません」の記事でも述べていますので、よろしければこちらの記事もご覧ください。
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根本的な話とは、そもそもあなたは不動産を買っても良いのか、買って問題にならないのか、また購入するのであればどのような観点で選ぶべきなのかという話です。
ふくろう不動産ではこのような根本的な話から、不動産選びをどう進めるかについてお話しさせて頂いております。京成線沿線や千葉県内で不動産をお探しの方で、かつ不動産選びに迷っている方は、ぜひ1度ふくろう不動産までご相談ください。
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