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京成線の駅である八千代台駅は八千代市、千葉市花見川区、習志野市の人が利用する駅です。もし他の条件がほぼ同じであれば、どの市に住むのが後々メリットが大きいのか、と以前お客様から聞かれたことがあります。どの市が住みやすいのかは、人の価値観によっても異なりますが、このページではいくつかの観点から、どの市が住みやすいのかを考えてみました。

子どもの医療費の補助に差が無いかどうかを調べてみました

千葉市の子ども医療費の補助内容

出典:千葉市

市の比較で良く聞かれるのは、子どもの医療費の補助についてです。各市町村によって微妙に制度は異なりますが、大半の自治体では子どもが医者にかかる際の費用は、少なく抑えられるような制度になっています。

千葉市、八千代市、習志野市の子どもの医療費の補助についてもそれほど大きな差はありません。3市とも、子どもが医者に行き、そこで処方される薬代はかからないようになっています。また、通院の際の負担金額も300円から500円で済むような制度になっています。

より正確に言いますと、八千代市と習志野市は中学3年生までの子どもは、医療費の負担が一律300円となっており、千葉市は、小学3年生までは300円、中学3年生までは500円と若干高くなっています。

ただ住まいを選ぶ際にそれが決め手となるような大きな差であるとは思えません。子どもの医療費の補助については、3つの市は大体同じと考えて良いと思います。

幼稚園や保育園の費用などについて調べてみました

医療費では3つの市の差があまり出ませんが、幼稚園についてはかかる費用に差がでるかもしれません。それは千葉市や八千代市では公立幼稚園がほとんど無いのに対し、習志野市では公立幼稚園がたくさんあるからです。

習志野市の市立幼稚園通園区

出典:習志野市

私立の幼稚園に良い幼稚園はもちろんたくさんあります。ただ市立の幼稚園は保育料などが安く済むのが良いところです。

習志野市立幼稚園の基準額

出典:習志野市

一方千葉市や八千代市では、ほとんどが私立の幼稚園になります。幼稚園の保育料は園ごとに違いますので一律には言えませんが、月額2万円以上のケースが多いですし、入園料も6,7万円はかかることが多いでしょう。ざっくり言えば、費用は2倍以上かかると考えた方が良さそうです。

しかし、私立幼稚園に通う場合には、市から補助金が出ます。千葉市と八千代市ではこの補助金の内訳が若干違います。

千葉市の幼稚園の補助金

出典:千葉市

八千代市の幼稚園の補助金

出典:八千代市

収入や幼稚園に通うお子さんが第1子か第2子かなどによって、補助金の額が変わります。人によっては、公立の幼稚園でかかる費用に近づくかもしれません。

ちなみに市立の幼稚園が多い習志野市でも、私立の幼稚園に迷う場合には補助金が出ます。

習志野市の幼稚園の補助金

出典:習志野市

私立幼稚園に通う際の補助金は、千葉市、八千代市、習志野市の3市では細かな違いはあれ、それほど大きな差ではないように感じます。であれば、公立幼稚園に通うことができるという選択肢がある分、習志野市の方が良いと思われます。

もちろん幼稚園の選定は費用だけでなく、幼稚園の運営方針や通園のし易さ、預かってもらえる時間など様々な要素がありますので、保育料だけで決められないでしょう。実際に習志野市にお住いの方で、千葉の私立幼稚園にお子さんを通わせている方を私は知っています。

ただ、住む場所によって選択肢が広がるのであれば、それは良い事ですし、予め調べておいて損は無いと思います。

保育園は千葉市は待機児童がいないとなっています

幼稚園のイメージ

待機児童についても一応チェックしておきましょう。

保育園の待機児童数は計算方法によって数値が変わるかもしれませんが、厚生労働省の調査によると各市の待機児童数は次の通りとなっています。

千葉市  160人(1.2%)
八千代市 150人(6.4%)
習志野市    67人(3.6%)

ただ、千葉市は2014年の4月や2015年の4月には待機児童はいないという発表をしています。この160人と言う数は2014年10月時点の待機児童数となっており、どういう計算でこうなっているのかは、はっきりと分かりません。

しかし計算の誤差などがあったにしても、比率などを見る限り、千葉市は待機児童の数が少ないのではないかと思います。

小学校については、大きな差は無いと思っています

小学校のイメージ

小学校は年によって違いが大きいので、一概に善し悪しが言えません。

幼稚園や保育所については、市によって制度の差が若干ですがあるようです。ですが小学校については、あまり大きな差は無いように感じます。以前別のサイトで、八千代市の小学校は千葉市と比べてやる気が無い、というコメントを読んだことがあります。しかし、先日八千代台南や八千代台西に住んでいて、お子さんがいる家庭に小学校の状況についてお話を伺いましたが、決して悪い感じは受けません。

例えば八千代台東小学校は、若い先生が多くて活気があるとか、体育教育にとても力をかけているなど、良い話をたくさん聞きました。小学校はその時の校長先生の方針や、担任の先生方のやる気、その時期の生徒のタイプなどによっても大きく変わります。

調べた時にはこのような学校、と聞いていたとしても、実際に引っ越して子どもが通う時期には大きく変わっていた、という事もあります。ですので、小学校については、それほど気にしなくても良いのではないか、と私は考えています。

千葉市と八千代市と習志野市の財政に問題が無いかどうかを調べてみました

これは現在住んでいて、急に何か問題が起きるという話ではありませんが、市の財政状況があまりにも悪いと、将来税金が上がったり、市のサービスが悪くなったりという可能性が出てきます。そこで、3つの市の財政状況についても調べてみました。

八千代市の財政状況

市の人口1名あたりの債務を見ますと、千葉市が1番高くなっています。
出典:八千代市

上記のグラフは八千代市のものですが、1人当たりの債務は千葉市が80万円以上と1番高くなっています。八千代市は37万円強、習志野市は27万円強と千葉市と比べるとはるかに良い数値です。

自治体の財務の安全性を考える際には、将来負担比率というものでチェックすることが多いのですが、その将来負担比率を比較しますと
千葉市   248%
八千代市  71%
習志野市  15%
と、千葉市が最も悪いことに気が付きます。悪いと言っても、将来負担比率で問題があると言われる比率は、350%以上(政令指定都市だと400%以上)と言われていますので、千葉市であっても早急に対策を立てなければならないという訳でもないかもしれません。

そうは言っても、千葉市は他の市と比べて将来負担率が高い市であることには間違いありません。中心の市だからといって、必ず大丈夫とは言えませんので、安心するのは危険です。

一方で県の中心となる市は、人口減少局面であっても、人が増える可能性が高いという説もあります(「2-01-01.資産価値という面から見た街選びについて」参照)。人が増えるエリアの方が発展しやすいですし、その結果破綻もしにくいということはありそうです。この辺りは私も正確な判断が付きません。なるべく多くのデータを皆さんに提出しますが、最終的には皆さんご自身で考えていただくことになりそうです。

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