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2015年の7月に開館しました八千代市立中央図書館を見てきました。今まで八千代市には大型の図書館が無かったのですが、この図書館が開館したことで、八千代市の方も少し便利になったのではないかと思います。一方で大変残念な部分もある図書館だと感じました。このページでは、私が見た八千代市立中央図書館についてお話しします。

図書館の建物が新しくきれいです

八千代市立中央図書館外観

完成して2ヶ月しか経っていない建物はさすがにきれいです。

以前別のページで千葉市と八千代市と習志野市の住みやすさについて比較した記事を書きました(「千葉市と八千代市と習志野市の中でどの市が住みやすいか考えてみました」参照)。

その記事内では書いていませんが、住んでいる市によって使える施設に差が出ることもあり、それが生活の利便性の差になることもあります。図書館も、どの市に住んでいるかによって使える図書館が違う、と以前は思っていたのですが、実際に図書館のサイトを見てみると他の市の人でも使えるケースが多いようです。

この八千代市立中央図書館も近隣の市の住民は利用可能となっていますので、どの市に住んでいるかの差は、この施設に関しては無さそうです。ちなみに千葉市の中央図書館も、他の市に住んでいる人でも利用可能です。ただ、予約などに制限があるなど、完全に千葉市民と同じという訳では無さそうです。詳しくは千葉市図書館の利用条件をご確認ください(「千葉市図書館:利用全般に関すること」参照)。

蔵書数は今は多くありませんが、増えていく予定のようです

館内全体

出典:まいぷれ

書棚の高さがあまり高すぎず、すっきりとして見やすいのも良い点です。通路幅もそれなりにありますので、狭い場所で見上げて探すということにはなりません。

また本の並べ方も、利用者に見やすいように配慮されているように感じます。例えば新書の並べ方です。千葉市の中央図書館では新書は出版社毎に分けられています。ですがこちらの図書館では出版社はすべて混ぜて、ジャンル毎に並べられています。利用者から見れば出版社がどの会社であるかはあまり興味は無いと思いますので、この分け方は好感が持てます。

この図書館の蔵書数は開館時点で14万冊と小さな図書館と比べるともちろん多い数ですが、いわゆる大規模図書館と比べるとまだまだ少ない数です。ただ、収容可能冊数は46万冊分あるようですので、予算などに合わせて少しずつ増やしていく予定と思われます。

比較してはいけないのかもしれませんが、千葉市の中央図書館は蔵書数が87万冊以上あります。現時点では5倍以上の開きがあります。幸い八千代市の方も千葉市の中央図書館は利用可能ですので、調べ物でこちらの図書館で資料が見つからない時には、千葉に行くという方法も可能です。

千葉市の中央図書館

こちらは千葉市の中央図書館です。蔵書数は87万冊以上となっています。

椅子やテーブルが多いのは素晴らしいと思います

閲覧席は特に充実

出典:まいぷれ

図書館内には椅子席が本当にたくさんあります。閲覧席もこの規模から考えると信じられない位たくさん席数があります。一般的な図書館ですと、座って本を読もうとしても席が無いということが良くありますが、この図書館では座るのに苦労するという事はあまり無さそうです。

飲食OKのフリースペースも使い勝手が良さそうです

外にも椅子とテーブル

フリースペースの外にも椅子やテーブルがたくさんあります。

図書館の入り口付近にはフリースペースがあります。室内は80席ほどあり、軽食が販売されているスタンドもあります。千葉市の中央図書館にも同様のフリースペースがあるのですが、こちらは自動販売機があるだけなので、設備は八千代の方が充実しているようです。

外にも椅子とテーブルがあり、テラス席として使えるようです。

駐車場が有料であるのは大きな問題だと思います

こんなに良い点がたくさんある図書館ですが、残念と思われる点が2つあります。特にこの図書館で一番残念だと思うのが、駐車場が有料であることです。

有料であることの看板

駐車場は4時間300円です。このエリアは有料駐車場の立地とは思えません。

私は千葉市在住ですが、千葉市立の図書館は私が見た限り駐車料金はすべて無料です。千葉市の中央図書館は時間制限がありますが、それでも2時間までは無料としています。

図書館は年配の方が利用することが多い施設です。仕事を引退されて、毎日のように図書館に通う方も結構いらっしゃいます。場所を考えれば、車で図書館へ行く人の方が多いでしょう。しかし、その駐車場が有料となると、毎日気軽には来れないでしょう。

ガラガラの駐車場

広大な駐車場はガラガラです。

八千代市立中央図書館の駐車場は広大な駐車スペースがありますが、そのスペースはガラガラです。私は平日に千葉市の中央図書館に行くことが多いのですが、千葉の図書館の駐車場はいつもいっぱいです。そのため第二駐車場を使うケースの方が多いくらいです。そんなに車が入っているのは、やはり駐車料金が無料だからだと思います。

八千代の駐車場は、運動公園の駐車場も兼ねているため、無料にすると何か問題があったのかもしれません。それでも一定時間は無料にするとか、運動公園を使う大会期間のみ金額の設定を考えるとか、もっと良い方法があるはずです。

そもそもこの立地は駅からも遠いため、利用者の大半は自動車利用と思われる立地です。そしてこの付近の民間の商業施設の駐車場も無料のケースが多い立地です。そんな場所であるこの図書館の利用駐車場をなぜ有料にしているのかが不思議です。これでは利用者はあまり増えないでしょう。少なくとも私は駐車場が有料である図書館は利用しません。

色々な事情はあると思いますが、運営団体はぜひ駐車場の無料化を考えて欲しいと思います。

図書館の床がフローリングなのは流行なのでしょうか

床がフローリング

出典:まいぷれ

図書館内は建物が新しいため大変きれいです。この写真のようにきれいな室内ではあるのですが、床はフローリングです。フローリングの方が清潔感はあるかもしれませんが、歩行音が大きな点が問題です。これは歩く人が履く靴にもよりますが、カツンという軽衝撃音が大きく響きます。

もっともこれはこの図書館だけではなく、新しい図書館では床がフローリングであったり、固い床材のケースも多いようです。静けさが要求される図書館で、カーペット敷きにせずにフローリングなどが普及しているのは本当に不思議です。掃除のしやすさなどが優先されるのかもしれませんが、もう少しやりようを考えて欲しいと思います。

特に子どもスペースには大きな恐竜のおもちゃがあります。私が訪れた時には子どもたちがそのおもちゃで遊んでいたのですが、それが床に置かれるたびに本当に大きな音がしていました。これはもちろん子どもたちが問題なのではなく、設計ミスだと感じます。フローリングは音が響かないタイプのものを使っているのでしょうが、それでもカーペットと比べると音の響き方は酷いものです。子どもたちを連れてきている親御さんたちも相当に気を使うのではないでしょうか。

子どもスペースと一般の書棚は若干離れているものの同じワンフロア上にあります。私が一般の書棚にいる時に、この大きな音は何だろうと不思議に感じていました。面積が限られますので仕方がない点はありますが、もう少しスペースの使い方や、子どもスペースは床材を変えるなど、何か対応策が無かったものかと考えさせられます。

駐車場とフローリングが他のメリットを台無しにしています

本当にこの駐車場が有料であることと、フローリングの床でなければ素晴らしい図書館だと思うのに、とても残念です。八千代市の方で同じ意見の方はぜひ市に意見を出して欲しいと思います。特に駐車場が有料なのは致命的です。運営方法の問題ですので、今からでも改めて駐車場の利用方法については考えて欲しいと思います。

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