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先日我が家の電力量計がスマートメーターに変更されました。当初は断るつもりだったのですが、実際にどの位の電磁波が出ているのかを自分でも計測したいと思ってもいましたので、結局交換を受け入れることにしました。

これは私の自宅のスマートメーターについて計測しただけで、すべてのスマートメーターがそうだという話ではありません。ただ、一般的に言われている内容について、実際に調べると違うという事も良くありますので、とりあえず計測してみた結果がこうなった、というレベルの内容であるという点を予めご了解いただければと思います。

スマートメーター交換のための訪問や交換は突然行われるようです

今まで電力量計があった場所は、スマートメーターに交換されました。

交換されたスマートメーター

普段から注意していないと、交換されても気が付かないかもしれません。

スマートメーターの交換のための挨拶に電力会社の方が訪ねてきたときは、私は電話中で出ることができませんでした。そして電話が終わり、外を見るとすでに交換作業中だったような…。そんなこんながあり、結局交換を受け入れることにしました。しかし、もし私が不在であれば、工事が行われ、交換完了しましたという紙がポストに入れられて終わったのではないでしょうか。

メーター取付完了のお知らせ

交換終了後はこのような紙を渡されます。

用紙には「先日お知らせしておりました」と書かれてありますが、お知らせを受け取った記憶はありません。もっとも私が忘れているだけかもしれませんし、強く断れば交換されなかったのかもしれませんので、文句を言う筋合いではないのかもしれませんが、機械的かつ強引に交換を進めている感じはあります。

スマートメーター付近の低周波の磁場について計測してみました

まずは低周波の電磁波のうち磁場について、計測してみました。

スマートメーターのすぐ前の低周波の電磁波

低周波の電磁波(磁場)はそれなりに出ています。

スマートメーターのすぐ前では、38mG(ミリガウス)以上の数値が出ました。電磁波協会で安全と言われている数値が3mG未満ですから、その基準の10倍以上の磁場が出ていることになります。

スマートメーターから50cm離れた場所の磁場

しかし、50cm離れると十分に問題がない数値まで下がります。

スマートメーターのすぐ前では高い磁場を出していましたが、少し距離を置くと、問題の無い範囲まで数値は下がります。上の写真はスマートメーターから50cmほど離して計測したものですが、0.45mGと許容範囲内まで下がっています。

幸いこのスマートメーターの位置であれば、近くに居室がありませんので日常的に問題になる訳では無さそうです。50cm離れてこの数値であれば、過敏症の症状が出ている人でなければ、気にしすぎる必要は無いかもしれません。

もちろんだからと言って絶対に大丈夫という話ではありません。一般の方、電磁波過敏症ではない方であれば、影響は受け難いだろうと思われる数値ですが、過敏症の方がどの影響を受けるかは別の話です。少ないとはいえ、磁場が出ているのは確かですから、過敏症の方は、なるべくスマートメーターへの交換を遅らせてもらうよう、交渉すべきだと思います。

スマートメーター付近の高周波の電磁波についても計測してみました

今度は高周波の電磁波についても計測してみました。

スマートメーター前の高周波の電磁波

スマートメーターのすぐ前で測った高周波の電磁波の数値です。通常では高周波の電磁波は出していない様子です。

普通の時間帯では高周波の電磁波を出していないようです。

スマートメーターから離れた場所での高周波の電磁波

スマートメーターから離れた場所での高周波の電磁波の数値です。

スマートメーターの前でも、少し離れた場所でも高周波の電磁波の数値はどちらも0.027μW/cm2です。計測した限りでは、スマートメーターから高周波の電磁波は計測できません。もっともスマートメーターは30分に1回電力会社に情報を送っているとの事ですので、そのタイミングでなければ、高周波の電磁波を確認できないのでしょう。

無線LANの機器の前の高周波の電磁波

無線LANの機器の前の高周波の電磁波は大きなものです。

ちなみに当たり前の話ですが、無線LANから出る高周波の電磁波はとても大きな数値です。外で計測した電磁波の380倍です。そして無線LANの電磁波はずっと出ています。

個人的な意見としてはスマートメーターから出る高周波の電磁波より、無線LANや携帯電話の電磁波に気を付けるべきで、スマートメーターに注意し過ぎても仕方が無いのでは、と思わされました。

スマートメーターから電力会社への連絡時の電磁波は分かりません

もっともスマートメーターから出る電磁波が最も強いのは、スマートメーターから電力会社へ情報を送信している時だと思われます。電力会社の資料によりますと、スマートメーターは30分に1回電気量を計測し、その情報を電力会社に送っているようです。遠くにある電力会社のサーバーに情報を送る訳ですから、恐らく高周波の電磁波が30分に1回は出ているのでしょう。

この電磁波については、いつ情報を発信しているのか分かりませんので、計測は出来ていません。送信時間は短いと思いますが、送信時にはそれなりの高周波の電磁波が出ているのではないかと思います。そう考えますと、高周波の電磁波に対して過敏になっている方は、やはりこのメーターの導入は、なるべく遅らせるべきなのだろうと思います。

一方で、当初考えていたよりも低周波の磁場や高周波の電磁波が出ているものでもないと感じました。私がこれまで計測してきた中では、屋内の電気配線や家電製品による電場や磁場の方が問題がある事が多いように感じます。

もちろんスマートメーターも電磁波がゼロではない以上、可能であれば入れずに済ませたいとは思いますが、それ程問題が出るものとも思えませんので、神経質になり過ぎないよう考える方が良いのではないかとも感じます。

電磁波過敏症について、私もそれ程詳しい訳ではありません。世の中のサイトで様々な情報が出ていますが、正しさに疑問を感じる情報もたくさんあります。個人的には次のサイト「電磁波過敏症って何? - 対処法を考える集い (上) 宮田幹夫先生ご講演」が分かりやすく説明されていると思っていますので、ご興味がある方は、こちらをご覧ください。

繰り返しになりますが、これは自宅のスマートメーターを自分で計測し、感じたことを述べているだけです。この計測結果が何らかの保証をするものではありませんが、気になっている方のご参考になればと思います。

今まで磁場を調べた際の感想を動画でも述べてみました

当社では今まで様々な場所で電磁波を測定していますが、その中で感じた事については、下記の動画での説明しています。

よろしければ、動画もご確認ください。

またとにかく電磁波の影響が不安という方は、一度計測してみるという方法もあります。当社でも電磁波計測サービスを行っていますので、詳細については「3-02.仲介業とは別に電磁波測定サービスも行っています」のページをご確認ください。ただし、営業エリアは限られます。詳しくはふくろう不動産までお問い合わせください。ご連絡は「お問い合わせフォーム」をご利用ください。