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不動産を購入する時の不安は本当に大きなものです。そしてこの不安故になかなか購入に踏み切れないという方もよく見かけます。この住まいを購入する際の不安を完全に取り払う方法というものはありません。買う人それぞれ不安の内容は異なりますし、100%完全に安全な不動産購入という事もあり得ないからです。

一方で、ある程度はこの不安を解消する方法はあります。このページでは不動産購入時の不安について、当社が考える事、皆さんの決定に少しは参考になるのではないかというお話をしたいと思います。

不動産購入前に不安がある方が健全ですし普通です

最初に皆さんにお話ししたいのは、不安がある事は悪いことでは無いという点です。不動産はほとんどの人にとって、人生で1番高い買い物です。そして、生活に与える影響が大きいため、簡単に決める訳にもいきません。購入前に色々な不安に悩まされるのは当然だと思います。

不安のイメージ

不安を感じるのは健全ですし、むしろその方が安全です。

そして不安がある方が、色々と調べたり考えたりする機会が増えますので、不安が一定以上ある事は良い事だと私は思っています。経済面での不安があれば、住宅ローンや資産価値について調べたりするでしょうし、地震についての不安があれば、建物構造や地盤について詳しく調べたりするでしょう。

正確な統計調査がある訳ではありませんが、不動産の購入で失敗された方々の一定数の方は、あまり不安を感じずに勢いで購入された方ではないかと私は考えています。不動産選びに失敗したという方の話を聞くと、なぜこのような部分にお金をかけたのだろうとか、なぜ事前にきちんと調べなかったのだろうという点にたくさん気が付きます。

不動産選びの失敗の中には、仕方がない、運が悪かったと思われる内容も無いことは無いのですが、それ以上に失敗すべくして失敗したと思われる方もたくさんいらっしゃいます。色々な差し障りがありますので詳しい説明は出来ませんが、最初に気を付けていれば防げた失敗の方が圧倒的に多いと私は考えています。

不安があるという事は、何かしらの問題が起こる可能性について考えているという事になります。ですので、不安があるという事は問題の芽を感じているという事ですから、決して悪い事ではありません。

何が不安なのかを書き出して明確にしましょう

もっとも不安を抱えたままでは安心して不動産を買う事はできません。ですのでこの不安について、何が不安なのかをまずは書き出してリスト化することをお勧めします。書き出すことで、何が不安なのかが、何が問題なのかがはっきりする事も出てくるでしょう。

書き出す

不安に思っていることを書き出して明確にしましょう。

例えば将来住宅ローンを払えなくなって、住まいを手放さなければならない事になったらどうしようという不安があったとします。未来の事ですから100%確実な答えを得る事はできません。

その一方で立てられる対策もあります。考えるべき内容として
・自分の未来の収支について分かる範囲でシミュレーションしてみる
・万一売らなければならなくなった時の資産価値を予想する
・5年後や10年後のローン残高を確認する
という事をやっておくだけでも、考え方は大きく変わります。

将来のシミュレーションを行う事で、どの位の金額を予備として見ておかなければならないかを予想することが出来ますし、将来の資産価値を考える事で、新築が良いか中古が良いかを改めて考える事もできます。また一定期間後のローン残高を確認することで、どういったタイプの住宅ローンを組むべきなのかを考える事ができます。

不安の内容があいまいなままでは、対応策も考えられませんし、いつまで経っても不安は消えません。不安の内容はなるべく具体的な事項に落とし込み、その上で対応策を考える事が重要です。

繰り返しになりますが、将来予測が入る部分については100%正確な予想をする事はできません。一方で破綻する方には一定のパターンがある事も確かです。破綻のパターンをある程度は知り、そのパターンを避ける事で将来のリスクをある程度下げる事は可能です。

住宅ローンについては当サイトでもいくつか記事を書いていますが、特に「2-01.将来破綻しないために知っておきたいことがあります」の記事は参考にしてほしいと思います。

今回は例えとして経済的な不安についてお話ししましたが、他の不安についても同様で、不安の内容を書き出し、チェックすることで不安の具体的な内容が分かりますし、そのためにはどのような対策が取れ、どのレベルまで対応が可能かが分かってきます。

知識がある事で消せる不安もたくさんあります

不安内容を具体的にすることで、できる対策はたくさんあります。正しい対策を講じるためには、
・不安内容が何であるのか具体的な問題に落とし込む
・具体的な問題に対して、実際に有効な対策を考えて実行する
という事を行う必要があります。

知識を得る

知識が判断を助けてくれます。

「有効な対策」と表現していますのは、不動産会社が提案する対応策が何の効果もない対策である事も多いからです。例えば住宅ローンの不安がある方に、
・皆さんこの位のお金を借りていらっしゃいます
・それだけ年収があれば、この位の借入は返せますよ
的な話は、安心を与えるかもしれませんが、根拠のある対策ではありません。

他の人の借り入れ内容が、皆さん自身に当てはまるかどうかも分かりませんし、そもそも話自体が正しいかどうかも分かりません。

こういった話と比べて、
・購入時点での借入金は○○円になります
・現時点で10年後の予想価格は○○円です
・10年後の残債は○○円です
・この予想が正しければ、仮に10年後に返済が厳しくなった場合には、売却するという方法があります
というような話は、ある程度意味がある話です。そしてこういった条件を満たす物件を選ぶか、条件を満たすような資金計画を立てるというのは有効な対策になります。

もちろん将来の価格予想という不確かなものも入りますが、それでも現時点で築年数が10年古い物件の成約価格などを確認することで、ある程度の予想はできます。

何が有効な対策で何が有効ではない話なのかの判断は少し難しいかもしれません。ですが、それも一定以上の知識があれば、より精度が高い判断ができます。結局不安を減らすには不安の元となるものを、1つでも多く調べて対策を立てるしか方法はありません

当社のサイトでも、皆さんが不動産を買う際の判断に役に立てるような記事を提供していきたいと思っています。

このページでお話ししました不動産購入の不安を減らす話を動画でも説明してみました

このページでお話ししました内容を動画でも解説してみました。その動画がこちらです。

よろしければ、動画もご確認ください。

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