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2-02-02.日本の住まいの電磁波(電場)の参考例

この記事の所要時間: 551

さて電磁波の1つである電場は、実際の住宅ではどのようになっているのか、参考例を見ながら考えていきましょう。

木造の戸建住宅では2階の床の電場が高くなりがちです

下に示した例は築10年超の木造住宅の事例です。戸建住宅の場合は、2階の電場に気を付けなければなりません。それは配線が2階の床下(1階の天井の上)を通ることが多いため、2階の床の電場が高くなるケースが多いからです。それではその2階の測定値を見てください。

電場の参考例2階

木造住宅の2階の電場を測定したものです。私が計測したもので公的なものではありません。丸で囲まれている数値は床から1mの高さの壁の電場、囲まれていない数値は床の電場です。

丸で囲んでいる部分は床から1mの高さにある壁の電場、囲んでいない数値は床の電場の数値です。
前のページで、電場の基準値は25V/mであると説明しました。しかし2階ではほとんどの場所でその基準値である25V/mを超えています

特に電場が高いのは階段を上がったホール部分です。これは階段の真下あたりに分電盤があり、この辺りに多くの電気配線が通っているためと考えられます。

特に滞在時間が長い部屋は電磁波の影響により注意する必要があります

注意しなければならないのは、滞在時間が長い部屋です。具体的には寝室とリビング・ダイニングが該当します。

電場は空気中は伝わりにくいので、電場の高い部分に触れてさえなければ、その影響は大きくありません。ですので注意が必要なのは、体が触れる部分です。リビングや寝室の床やベッドの電場が高いようであれば対策を考えなければなりません。

この事例では、幸いリビングダイニングについては、床の電場はあまり高くありませんでした。リビングの中央で22V/m、ダイニングテーブルの各々の足元の床で10~33V/mです。

一部25V/mを超えていますが、普段滞在する時間の長い場所は電場があまり高くありません。これはこの建物が構造露しで、2階の床がそのまま1階の天井となるタイプのため、床下に電気配線が無かったことが幸いしたようです。

しかし寝室の床は結構高い数値が出ています。左の寝室の中央の床が57V/m、ベッドの真下の床は65V/mです。寝室2室の階下は露しではなく、外部からの電気引込線が近いため、電場が高いものと思われます。

右の寝室の床は134V/mとさらに高い電場があるようです。幸いベッドの上は、左の寝室で30V/m、右の寝室で26V/mと低くなっていますので、寝ている時間の影響は少ないかもしれませんが、それでも基準値よりは若干大きな数値となっています。

ただ、床の電場が高くても、間に入れるものによって、ある程度は電場を低くできそうです。右側の寝室中央の床は電場が110V/mありました。

右寝室床材の電場

寝室の床の電場です。下に電気配線が通っていると考えられ、110V/mと高い数値になっています。

だたその部屋は通常ラグを敷いていることが多く、そのラグの上では85V/m少し下がりました。

右寝室ラグの上の電場

右側の寝室の上にラグを敷き、その上の電場を調べてみました。ラグの素材にもよると思いますが、床の電場よりも若干数値が下がっています。

さらにその上に布団を敷くと布団の上は65V/mまでと、床直接の場合と比べ6割近くまで下がりました。

右寝室ラグ上布団上の電場

先程のラグの上にさらに布団を敷いてみた場合の電場です。更に数値が低くなりました。電場を減らすために何が有効かは測ってみないと分かりませんが、間にものを入れたり距離を取ることで、多少は電場を減らすことが可能と思われます。

ラグや布団の材質や、ベッドやマットレスを置く置かないなど色々な要因はあると思いましが、あまりにも電場が高い場合には間に何か入れることで、多少は電場を下げることもできそうです。

電源ケーブルをつないでいると床の電場が高くなります

またこの測定前に一度掃除機をかけたのですが、掃除機の電源ケーブルが床に置かれているときと、そのコンセントを抜いた時では、床の電場には大きな差が出ます。

今回の測定は通常使っている電気機器のコンセントなどをそのままの状態で測定しましたが、使わない電源ケーブルを通常外しておくことで、床の電場もある程度は下げられるようです。

電場が高いと体を悪くするリスクが高くなります

このように、普通の木造住宅では電場が安全な基準から上回っていることが多いようです。だからといってすぐに病気なるとか問題になるという訳ではありません。しかし、健康に問題を与えるリスクは高くなります。現時点ではこの家の住人に健康被害などが出ている訳ではありません。

しかし、電磁波の影響を受けるかどうかは人によって異なります。家で寝ていると調子が悪くなる、という人やこの部屋にいる時のみ調子が悪くなる、という場合は調べてみる、ということもお考えください。

電磁波測定士による測定費用は1万円プラス交通費が相場のようです。ふくろう不動産では、電磁波測定とホルムアルデヒドの測定をセットにした調査も行っています(「3-02.仲介業とは別に電磁波測定サービスも行っています」参照)。

また、遠方の方には別の電磁波測定士も紹介いたします。

次のページはこちら 「03項 日本の住まいの磁場の参考例」

ふくろう不動産でも電磁波の測定業務を行っています

ふくろう不動産でも電磁波の測定業務を行っています。測定後は全国区電磁波測定士協会認証の報告書を提出します。他にも住まいが人の健康に悪い影響を与えないかどうかの調査も行っています。詳しくは「6-01.健康配慮型のインスペクションを行っています」のページをご覧ください。

ただしこれは測定のみを行った場合です。ふくろう不動産で仲介取引を行うお客様に対しては、正式な報告書こそ付きませんがほぼ同等のサービス、電磁波測定業務を無料で行っています当社のお客様には危険を冒させたくないという方針に基づいているからです。

新居ではなるべく危険がないようにしたい方、あるいは小さなお子さんがいらっしゃるご家庭で子供に悪影響を与えそうなものはとにかく避けたいという方は、ぜひふくろう不動産にご相談ください。お問い合わせには「お問い合わせフォーム」のご利用が便利です。

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