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本日は冬にしか使わない家電製品の電磁波について調べてみました。予めお断りしておきますがこれは私の自宅で使用している家電について調べたもので、すべての機種について同じような電磁波が出ているという話ではありません。同じような機種でも制作年やメーカーによって電磁波の発生量が大きく異なることがあります。あくまでも参考例の1つとしてご覧ください。

また、このページでは電場、磁場という言葉が出てきます。電場や磁場についての話は「2-02.家電や電気引き込み線などから出る電磁波は健康に被害を与えるか?」でも説明していますので、よろしければこちらもご確認ください。

オイルヒーターの電磁波を調べてみました

まずは、イタリア製のオイルヒーターです。かなり古い機種で20年以上前に購入したものです。

オイルヒーターの磁場

オイルヒーターはスイッチの周りで高い磁場を計測しました。写真では約107mG(ミリガウス)です。

オイルヒーターはスイッチがある方と無い方では磁場の数値が大きく異なりました。スイッチのある方で使用中に磁場を計測したところ、約107mG(ミリガウス)という数値が計測されました。健康に問題がないとされている基準は3mGですので、約36倍の数値です。

しかし、スイッチと反対側の端では1.4mGと基準値以下の数値になりました。スイッチ周りの一部の機器から磁場が出ていると思われます。このスイッチから50cmほど離れれば、ほぼ基準値である3mG以下になりますので、長時間スイッチの近くにいない限りは問題ないのではないかと思います。

オイルヒーターの電場

電源コードを入れた状態の近くの床の電場が99V/m(ボルトパーメーター)と結構高い数値です。

磁場に続いて電場も調べてみました。電場の安全基準は25V/m(ボルトパーメーター)以下と言われていますので、オイルヒーター利用時の床の電場が99V/mとなっているのは結構高い数値です。このオイルヒーターの電源接続前の電場は52V/mでしたのでもともと高かったのですが、更に47V/m分高くなっています。床の材質や距離にも影響されますが、すぐ近くの床に寝ていたりすると、悪い影響を受ける可能性がありそうです。

電気ストーブの電磁波を調べてみました

続いて電気ストーブの電磁波についても調べてみました。

電気ストーブの磁場

使用中ですぐそばの磁場は108mGと高い数値を示しています。

電気ストーブ磁場50cm離れたた場所

しかし電気ストーブの磁場は50cmほど離れると、3mGを少しは上回るものの、低い数値になりました。

電気ストーブも使用中は結構な磁場を発生するようです。ただ50cm近く離れると基準値からさほど離れない数値になります。ただ電気ストーブは足回りなど部分的に温める機器ですから、距離を置いて使うことはあまりありません。できる範囲で離して使う以外方法は無さそうです。

電気ストーブ接続語の電場

電気ストーブが置かれた床の電場は163V/mと高い数値です。電源を繋ぐ前は53V/mでしたので、100V/m以上の電場を発生させているようです。

磁場に続き電場も調べてみました。こちらも結構大きな数値を出します。電気ストーブはその性質上すぐ近くで使うものですので、電磁波の影響は大きいと思われます。使用時間を短めにするなど、対策を考えなければならないかもしれません。

ドライヤーとヘアアイロンについても電磁波を調べてみました

ついでに、ドライヤーとヘアアイロンについても電磁波を調べてみました。これらの家電は使用時間が短いので大きな問題はないとは思いますが、一応参考までに見てみます。

使用中のドライヤーの磁場

ドライヤーのすぐ横は145mGと高い磁場を計測しました。すぐ近くで使いますので影響は大きいようです。幸い長時間使うものではないので、健康被害の危険性は少ないとは思います。

 

ドライヤー20cm離した状態

実際に使う距離と思われる20cm離した状態では9mGと低くなりました。

ドライヤーは磁場を発生していますが、20cmほど離れれば9mGまで下がります。それでも基準値の3倍ですが、使用時間が短いため大きな問題にはならないと思います。またドライヤーは電場も測ってみたところ43V/mという数値が出ました。これも基準よりは高いもののPC等と比べればかなり低い数値ですし、問題にはなりにくいと思います。

ヘアアイロンの磁場

ヘアアイロンは体に付けて使いますので電磁波が大きければ問題ですが、磁場に関してはあまり強くないようです。

 

ヘアアイロンの電場

磁場は低かったのですが、電場は530V/mと結構大きな数値です(写真では0.53となっていますが、数値が大きいため単位を切り替えているからです)。概ねPC並の電場です。

ヘアアイロンについても電磁波を調べてみました。磁場は問題ないようですが、電場は結構大きな数値を出しているようです。こちらも使用時間が短いものですから問題は少ないと思いますが、長時間使用したり、電源ケーブルを入れっぱなしにしないよう、注意したいところです。

基本として長時間使わないことと距離を取ることを考えます

見てきましたように、冬場で使う家電にはそれなりに電磁波を発生するものがあります。だからと言ってすぐに使わないという訳にもいかないと思います。現実的な対策としては、長時間使わないこと、可能な範囲で距離を取ることで、被害を減らすことが可能です。

理由は分からないけれども何となく調子が悪い、という時などには、電磁波の影響も考えてみてください。不安な場合には電磁波測定士に住まいの電磁波をチェックしてもらうという方法もあります。当社でも電磁波や低周波音の影響がないかどうかをチェックするサービスもあります(「6-01.健康配慮型のインスペクションを行っています」参照)。

しかしいきなり調査などを頼むと費用がかかりますので、調査を依頼する前に、本当に電磁波や低周波音による問題なのかどうかを確認するページを見た上で判断される方が良いと思います(「第3章.住まいが健康に悪い影響を及ぼしていると思われる場合にはどうしますか?」参照)。
以上、冬場によく使う家電の電磁波の計測結果でした。

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