省エネ住宅エコポイントはすぐに無くなることは無さそうです

2015年の省エネ住宅エコポイントの消化状況が国土交通省より8月11日に発表されました。制度が発表されてから5か月間の利用状況報告です。(注:ページの最後に10月23日時点の追記項目があります)

エコポイントの予算枠は十分残っているようです

省エネ住宅エコポイントの消化状況

まだ十分予算が残っているようです。
出典:国土交通省

省エネ住宅エコポイントは、予算を使い切った時点で終了という制度のため、いつこの制度が使えなくなるか不安だった方も多いと思います。2012年の同様の制度の際には、制度が始まって半年で予算枠が埋まってしまい、それ以降には使えませんでした。今回は前回と比べて予算枠が少なくなっているということもあり、夏には受け付けが終了してしまうのではないか、という恐れが当初ありましたが、現時点での消化状況を見る限り大丈夫そうだと思われます。

先日発表になった資料は7月末までの予算の消化状況です。予算が800億円強ある中で、7月末まで、つまり5か月経過時点で300億強の消化ですので、まだ半分以上予算が残っていることになります。ですので、これから住宅を購入しようという人やリフォームしようとしている方で、この省エネ住宅エコポイントを使おうと考えていた方は、それほど焦って申し込みをしなくても、十分間に合いそうな感じです。

ですので、もし予算が無くなると大変ですから急いで工事を行いましょう、と主張する業者さんがいたとしたら、それは単にあおりのトークであると考えた方が良さそうです。

この省エネ住宅エコポイントについては「2-04-09.省エネ住宅エコポイントの留意点」のページでも解説していますので、よろしければこちらもご覧ください。

新築の注文住宅でポイントが使われているケースが多いようです

省エネ住宅エコポイントの内訳グラフ

国土交通省の調査結果からふくろう不動産がグラフを作成(単位全体に対する%)

ポイントの発行状況を見てみますと、件数こそ新築住宅よりもリフォームの方が多いのですが、ポイント数、つまり金額で見ますと全体の7割近くが新築住宅で占めています。少し意外なのは、新規着工分に対して完成済の建物の購入でエコポイントが使われているケースが少ない事です。上のグラフの赤茶の部分ですが、5.91%しかありません。

新規着工は注文住宅が多いと思いますので、どうせ建てるのであれば、良い設備を入れたり、高い省エネ性能を持った建物を建てようとして、結果としてポイントがもらえるのではないかと思います。それに対し、完成済み住宅の購入、つまり建売住宅は、国が定める省エネ性を満たしている建物が少ないのか、あるいは販売会社が申請を面倒と考えて申請しないのか、理由は分かりませんが率としては少なくなっています。

建売住宅を購入される方が、この省エネ住宅エコポイントについて知っていて、内容が分かった上でポイントが使えない住宅を購入されているのであれば問題はないでしょう。ただ、この制度の存在を知らないだけであったり、購入する建物の省エネ性能が低いということを知らずに購入されているのであれば、問題だと思います。

リフォームは断熱改修が多いようです

省エネ住宅エコポイントリフォーム分の内訳グラフ

国土交通省発表のデータをふくろう不動産がグラフ化(単位は全体に対する%)

リフォーム分だけ取り出して見てみますと、断熱系の改修でエコポイントを使っている例が多いようです。窓の断熱改修はパーセントでは13.45%ですが、件数で言えば84,000件以上と、もっとも多く利用されています。実際に内窓を付けるという改修は、対費用効果が大変高いものです。効果が高く、かつこのようなエコポイントが使えるのであれば、利用者が多いというのは当然だと感じました。

逆に太陽熱利用システムは利用者がほとんどいないようです。パーセントで出しますとゼロとしか表示されません。実際の申請件数も18件しかないようです。太陽光発電については利用者が増えているようですが、太陽熱については、使ってみようという人が少ないせいだと思います。

エコポイント利用者は制度を賢く使っている印象を受けます

賢くのイメージ

勉強して良く知っている人が使っているイメージがあります。

これらの結果を見て感じたことは、エコポイント利用者は、何がエコなのか、何が効果があるのかをよく分かっていて、賢くこの制度を利用しているのではないか、と感じました。

当初は、もう少し既存住宅での購入で使われるのではないかとか、高効率給湯器の購入で予算が使われるのではないか、と私は考えていました。ですが、実際には上記のグラフの通りです。

これは私見で根拠はありませんが、このエコポイントのような制度を利用する人は、建物やエコについても良く勉強をしており、何が効果が高いのかをよく知っているからではないかと思います。

ですので失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、あまり住まいについて勉強されず、勢いで建売住宅を購入される方は、エコポイントの利用比率が低い、のかもしれません。またリフォームもイメージ的なものではなく、効果が高いものが選ばれている印象を受けます。これはきちんと建物性能などについて、勉強されたうえで利用されているからではないかと思います。

正しい知識を得ているとメリットを多く受けられます

知識のイメージ

正しい知識を得ていると多くのメリットを受けられます。

国や自治体の補助制度は色々あります。そしてその利用結果を見ていると、なぜこんな使い方をしているのだろう、と思わされることも多いのですが、この省エネ住宅エコポイントについては、利用者は本当にうまく使っていると感じさせられます。このような少しマニアックな制度は知っているかいないか、勉強しているかいないかの差が出やすい制度です。この観点から見ますと、よく理解している人が充分に利用している制度ではないかと思いました。

皆さんも住宅を建てる時やリフォームを行う際には、このような制度の内容や、何が効果があるのかを十分に理解した上で工事を進めると、色々なトクをすることができます。そして、工事を依頼する相手先がこのような制度の存在や、何が効果があるのかをどのくらい知っているかによって、トクできる度合いが大きく異なります

間違った依頼先を選ばないように、皆さんも十分な知識を得た上で、住まい選び、工事会社選びを楽しんでもらえればと思います。

ふくろう不動産は情報をすべて公開することを皆さんにお約束します

公開のイメージ

ふくろう不動産はすべての情報を公開してお客様に選んでもらうというスタイルの不動産会社です。

建設会社やリフォーム会社は、自社に不利になるような情報は、基本的に公開しません。もちろん不動産会社もそうです。ですのでお客様がメリットやデメリットを知らないまま、住まい選びを進めてしまうことがよくあります。

当社:ふくろう不動産は「お客様が知らずに損する事がないように」というモットーを持っています。住まいや不動産に係る情報は全て公開したうえで、お客様に選んでもらうというシステムを取っています。リフォームや住宅会社選びについても、自社のお客様にはより詳しい情報をお話しし、選んでもらうようにしてます。詳しくは当社:ふくろう不動産までお問い合わせください。ご連絡は「お問い合わせフォーム」のご利用が便利です。

追記:10月21日にエコポイントの受付は終了してしまったようです

この記事は2015年8月17日に書いたもので、この時点ではまだまだ余裕があると思っていました。ところが2015年10月21日分をもって、この住宅エコポイントの受付が終わってしまったようです。

9月末の時点でもまだ270億円以上の予算残があったはずですが、10月に駆け込み需要があったのかもしれません。まだまだ時間の余裕があると言っておきながら、その予想が外れてしまいました。

このサイトをご覧の皆様には、ご迷惑をおかけしまして、申し訳ございませんでした。

Follow me!

不動産購入のご相談はふくろう不動産まで

CTAの画像
まずはメールにてご相談ください。

省エネ住宅エコポイントはすぐに無くなることは無さそうです”へ1件のコメント

この投稿はコメントできません。