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2-16.低周波音測定器などを使い騒音チェックを行っています

この記事の所要時間: 623

ふくろう不動産では低周波音測定器を使い、お客様が購入される予定の不動産の近くで、問題がある音が出ていないかどうかを確認しています。このページではその騒音測定で利用する騒音計などについて、説明します。

高精度の騒音計ですが、普通の騒音を調べる分には大きな差はないようです

通常の騒音計との比較

市販されている一般的な騒音計であっても精度が高い騒音計であっても通常の騒音(A特性)を調べる分には大きな差はないようです。

上の写真の左側が一般的に売られている騒音計、右側が精度が高いリオンのNL-62という精密騒音計です。スマホのアプリで一定の音を出して測定しましたが、一般的な音の基準であるA特性での音を測ったところ、どちらの騒音計でも概ね同じ数値を記録します。

右側の精密騒音計では表示をA特性の音圧レベルを表示するように設定しますと、どちらの騒音計も77.2dBという数値を出しました。他にも色々と音を測定してみましたが、A特性の騒音については安い機種であってもそれほど測定結果に大きな差が出る訳ではなさそうです。

左側の一般的な騒音計は5,000円位でも購入できます。一方右側の騒音計はソフトも込みで購入しますと80万円近い金額がかかります。それでもなぜ高い騒音計を当社が購入したかと言えば、特定の周波数の音を測る必要があるからです。

低周波音の測定器は周波数ごとの音圧を測ることができます

500Hzの音を鳴らす前

スマホで音を鳴らす前の騒音計です。右側の音圧は500Hzの音の音圧を表示しています。

今度は周波数ごとの音のレベルを確認してみます。左側の騒音計は引き続きA特性での音圧で37.7dBという数値になっています。右側の騒音計は周波数が500Hz付近の音のみをZ特性という基準で音圧を表示しています。この場合は12.9dBとこの周波数ではは大きな音が出ていないようです。

500Hzの音を鳴らした後

スマホのアプリで500Hz付近の音を出してみました。

スマホのアプリを使って、500Hzの音を出してみました。500Hzの音は普通の人の耳でも聞こえるため、一般の騒音計でも73.6dBと高い音圧を示しています。また、右側の周波数ごとの音圧グラフでは、500Hzの周波数の部分のみ高い音圧を示しており、500Hzの音圧は78.8dBとなりました。

周波数の違いによって通常使っているA特性の音圧と若干の違いは出ますが、人の耳で聞こえる音の違いについては、そんなに大きな差が出る訳ではありません。

人の耳で聞き難い低周波音を鳴らして、音圧の違いを比較してみました

問題となりやすいのは、人の耳では聞き取りにくい低周波音などがある場合です。低周波音はなかなか聞き取りにくく、一般の騒音計では高い数値を出すことがありません。

試しにスマホで100Hzの音を出してみました。音量を大きな設定にしても少し離れると音が出ているのかでていないのか、私には感知できません。

100Hzの音を鳴らす前

100Hzの音を出す前の騒音計の状態です。

上の写真ではスマホは音を出していません。一般の騒音計で38.1dB、100Hzの音圧は22.9dBとなっていました。次にスマホで100Hzの音を出してみます。

100Hzの音を鳴らした後

100Hzの音を出した後の騒音計です。人の耳では音が出ているのかどうかが、全く分かりません。

今度は実際にスマホから100Hzの音が出ています。ただ私の耳では音が出ているのかどうかの判断が付かず、左側にある一般の騒音計でも数値はほとんど変わりません。

しかし右側の周波数ごとに測定する騒音計では、53.1Hzと大きな数値を記録しています。一般の騒音計では測ることができない低周波音を、右の精密騒音計では測ることができる訳です。

聞こえない音だからといって人の健康に問題がない訳ではありません

人によって聞こえる周波数の違いはありますが、一般的には低周波音と呼ばれる100Hz以下の音は音圧の割には聞こえにくく、さらに超低周波音と呼ばれる20Hz以下の音は大半の人は聞こえない音になっています。

低周波音の内容

低周波音には人が聞こえる範囲と聞こえない範囲が混ざっているようです。
出典:消費者庁

しかし、聞こえない音だからといって、音・音波が存在しない訳ではありません。ある程度の期間この低周波音を聞き続けると、この低周波音を感知できるようになり、低周波音の過敏症になる可能性があります

これが問題になりやすいのは、過敏症になった方は感知できるのですが、普通の人は先程の一般の騒音計と同様に音を感知することができません。そのため本来問題になる音を問題と認識されにくくなっています。

また市役所等では騒音対策のために、通常の騒音計を持っており、市民に貸し出しなどをしてくれますが、その結果数値が出ないとなると、問題がないと判断しがちです。

ですが、一般の騒音計で感知できなくても、低周波音などが大きく出ていることがあります。そしてその低周波音によって、体調を悪くすることすらあります。

ですので音を出している機械メーカーや音を出す住宅設備を設置した建設会社が、問題となるような大きな音が出ていません、と言ったとしても、実際には低周波音などが出ていることがあります(「低周波音の問題が少しずつ分かってきました 」参照)。

このような事を知っているかいないかでも、住まい選びは大きく変わります。なるべく色々な知識を得た上で、安全な住まいを選ぶように気を付けるべきです。

ふくろう不動産では皆さまからの質問やご相談なども随時受け付けています

ふくろう不動産はこのような測定機器を数多く使い、お客様が購入される予定の不動産に問題がないかどうかをチェックしています。当社を通して不動産を購入されるお客様については、これらの調査は無料で行っています。

また、既に別の不動産会社経由で購入する物件が決まっていらっしゃる方向けには、別途有料でこのようなチェックを行っています。低周波音などのチェックも含めた住む人の健康に配慮したチェックについては「6-01.健康配慮型のインスペクションを行っています」のページを、構造や雨漏りの危険など欠陥住宅ではないかという不安があるかたは「6-03.戸建住宅のインスペクションの費用と内容について」のページをご参照ください。

また、ふくろう不動産では皆さまからのご質問やご相談を随時受け付けています。ご質問・ご相談はもちろん無料です。ご質問されたからと言って、後で当社からしつこい営業を行うこともありません。ご質問・ご相談は「お問い合わせフォーム」などをご利用の上、ご連絡ください。

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