ふくろう不動産では、お客様が購入を検討されている土地や建物に問題がないかどうかを確認するために、様々な検査機器を使い、調査・確認をしています。このページではその中の1つ、金属探知機についてお話しします。

金属探知機兼配線探知機として、ボッシュ社のデジタル探知機を使用しています

ふくろう不動産では、金属探知機としてボッシュ社のデジタル探知機を使っています。

ふくろう不動産で使用している金属探知機

これはボッシュ社のデジタル探知機GMS120という機種です。本来壁の下地について調べる測定器ですが、金属探知も可能なため、私は鉄筋の有無のチェックに使っています。この写真は樹脂製の天板があるテーブルの上で撮影していますが、テーブルの脚が金属製のため、その金属に反応し赤いランプが付いています。

金属探知機と言っていますが、モードの切り替えで、石膏ボード探知機、通電線探知機としても使用可能です。ただ私は金属探知機としてよく使います。これは中古住宅の基礎が鉄筋コンクリートなのか無筋コンクリートなのかを確認するときに使っています

最近の建物では基礎に鉄筋が入っていないということはまずないと思われますが、中古住宅では鉄筋が入っていない基礎が時々見受けられます。そこで基礎部分にこの金属探知機をあてることで、簡易的に鉄筋の有無を確認するようにしています。

この探知機があれば簡単に確認ができるので、便利です。基礎の立ち上げり部分に探知機をあてると、中に鉄筋が入っていないときは緑色の表示で音も鳴りません。

木の塀に当てた金属探知機

庭のウッドデッキの壁に金属探知機を当ててみました。この壁には金属は入っていませんので、当然金属なしの青い表示になります。

これが鉄筋が入っている部分にあたると、表示が赤に変わり、音を出して知らせてくれます。

基礎に当てた金属探知機

住宅の基礎コンクリート部分に金属探知機を当てた写真です。コンクリートの中に鉄筋が入っているため、ランプは赤く表示され、音が鳴ります。最近の住宅では密に鉄筋が入っているため、ほとんどの場所で音が鳴ります。

これは短時間で簡単にできますので、売主さんに一声かけたうえで、確認するようにしています。

電磁波調査の際に壁内配線を確認するときにも重宝します

また、電磁波について注意するときにも使っています。電磁波のページでもお話ししましたが、通電線が通っている部分には電場、磁場が発生しています。電磁波測定器で計測することが多いのですが、あまりにもその部分の磁場や電場が大きい時などは、こちらの探知機で下に通電線が通っているかどうかを確認するときがあります。

建物を壊すことなく機能を確認するための測定器として役立ちます

建物は完成してしまえば中身までなかなか確認できませんが、こういった機器を使うことでなるべく正確にその建物を把握するようにしています。もちろんこれだけでは基礎コンクリートが本当に問題ないかどうかの確認はできません。コンクリートの強度はこれでは確認できませんし、鉄筋の有無は分かるかもしれませんが、かぶり厚などを正確に知ることができません。

また昔の建物ですと、建物の外側は鉄筋が入っていても、内部の立ち上げり部分は無筋コンクリートという場合もありますので、この検査の結果は絶対ではありません。

それでも外側の基礎が無筋の建物は対象外とすることができますし、床下が確認できる時には、基礎の床面が耐圧盤なのかただの捨てコンクリートなのかが判断できることもあります。(耐圧盤ではありませんが、鉄筋のメッシュが入ったコンクリートであれば鉄筋に測定器が反応しますので、確実に分かる訳ではありません)

この測定器1つで建物すべてが判断できるという測定器はありません。ただ複数の測定器を使い分け、項目を1つ1つ確認していくことで、問題がある建物を選ぶ率を、少しずつ減らすことができると考えています。

こういった測定器を使用する不動産会社はあまりありません。ふくろう不動産を利用することでこういった測定機器を使ったチェックが無料で行えます。中古住宅の購入を検討したいが建物が問題ないかどうか心配、という方はぜひふくろう不動産までご連絡ください。

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