ふくろう不動産では、お客様が購入を検討されている土地や建物に問題がないかどうかを確認するために、様々な検査機器を使い、調査・確認をしています。このページではその中の1つ、放射線測定器についてお話しします。

ガイガーカウンターとシンチレーションカウンターの2つを併用しています

ふくろう不動産が使用している放射線測定器は下の2種類です。まずはウクライナ製のガイガーカウンターです。

ふくろう不動産が使用しているガイガーカウンター

ふくろう不動産で使用しているガイガーカウンターです。ロシア製(ウクライナ製?)のRADEX RD1503という機種です。通常ラップに包んだまま使用し、一定期間経過後にはラップを交換しています。

普段はラップに包んだ状態で使用しています。これは本体に放射性物質が付着させたないためです。仮にラップに放射性物質が付着しても、ラップを交換すれば問題ないためにこういう形で使用しています。

もう1つは国産のシンチレーションカウンターです。

ふくろう不動産が使用しているシンチレーションカウンター

シンチレーションカウンターとして、エステーの製品であるエアカウンターSを使用しています。こちらはガンマ線のみ計測します。違うタイプの計測器を使うことで、少しでもリスクが減らせるのではないかと考えています。

万一放射線が高い土地をお客様が購入することを恐れています

ただ、この2点の写真を見てお分かりの通り、放射線測定器は両方とも本格的なものではありません。正直なところ、精度もどのくらい高いかはっきりと分かりません(製品の名誉にために言えば、一応これらの2機種は、それなりに精度が高いと言われていた機種です)。

それでも2種類使用しているのは、何かしらの理由で高い放射線が出ている土地などがあった場合、どちらかで数値を検出するかもしれないと期待しているからです。

0.2μSv/hを超える放射線を計測する不動産は今のところありません

これらの測定器を使っていますが、実は最近使用することがほとんどありません。東日本大震災の後は定期的に自宅や近所の数値を計測していましたが、最近では0.2μSv/h(1時間あたりのマイクロシーベルト)を超えた数値を見ることがほとんどありません。

自然界から受ける放射線の世界平均が2.4mSv/年と聞きますので、それを1時間あたりに換算してみると0.27μSvとなりますが、前述しましたように、0.2μSv/hを超えることがほとんどないため、とりあえずは大丈夫ではないかと勝手に考えています。

ただ、以前建材から多量の放射線が出ていたという話を聞いたこともありますので、念のために室内で、土地であればその土地上で1度計測する程度です。しかし問題となるような数値になったことは今までありません。もし高い数値が出るようなことがあれば、専門機関にチェックをお願いしたいと考えていますが、今までその機会はありませんでした。

もっともこのあたり、正直私はあまり詳しくありません。放射線に関して専門的な教育も受けておりません。ですので私が知らない部分で影響がある可能性もあります。このチェックは、今のところ最低限レベルでしかありませんが、それでも少しは危険度が下げられるのではないかと考え、数値のみ確認するようにしています。

このあたりは不勉強で申し訳ありません。
もしどなたか放射線について詳しい方がいらっしゃって、他に良いチェック方法をご存じの方がいらっしゃれば、教えていただけますよう、よろしくお願いします。

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