建物が新築であれ中古であれ、人の健康に悪影響を与える建物は許されません

ふくろう不動産では住む人の健康を考えて、物件をご案内しています。ほとんどの不動産会社では、物件の案内を行っても、その物件が住む人の健康にどう影響を与えるかをあまり考えていません。

ハウスメーカーや工務店などで健康住宅、という住まいを打ち出しているのはよく見ますが、不動産会社で健康について打ち出している会社はありますでしょうか。

新築であれば、建築材料や設備に配慮すれば健康に気を使った住まいを提供できますが、既存住宅は使用している材料が分からないため、判断が簡単にはできません。しかし、既存の住宅、中古住宅を購入する人は健康に気をつかわなくて良い、という話であってはいけません

このページではふくろう不動産が健康な住宅をご案内するために、どう取り組んでいるかをご紹介します。

健康のイメージ写真

健康な住まいを、人に悪い影響を与えない住まいを手に入れたいと思うのは当たり前のことです。しかし残念なことにほとんどの不動産会社では「健康」という切り口でのチェックがありません。

ふくろう不動産は低周波音被害が出ないかどうかを事前チェックしています

低周波音測定器

ふくろう不動産では、人の耳では聞き取れない超低周波音も検知可能な測定器を利用しています。

一般的に使われている騒音計では、人の耳に聞こえる音の測定は可能ですが、低周波音の測定を行うことができません。特に低周波音被害があるかどうかを考える場合には、周波数ごとの音圧を測定する機器が必要となります。

ふくろう不動産では1/3オクターブバンド分析ができる精密騒音計を所有しており、お客様が購入予定の不動産で、低周波音が計測されないかどうかをチェックしています。当社で仲介を頼まれるお客様については、この低周波音の測定とチェックを無料で行っています

ふくろう不動産は電磁波チェックを行う不動産会社です

電場測定器FM-6

ふくろう不動産で使用している電磁波測定器(電場用)の1つです。これはドイツ製のファウザーメーターFM-6という測定器です。

皆さんは電磁波の問題をご存知でしょうか。電磁波、と言いますと携帯電話や無線LANの電磁波を想像されるかもしれませんが、それ以上に家庭から出る電磁波には強いものがあります。そしてこの電磁波について対策が取られている住まいはほとんどありません

私は1級電磁波測定士として、お客様の住まいの電磁波を測定していますが、健康に影響を与えそうな建物も時々見かけます。通常の一戸建てですと1件あたり1Km弱の配線が建物内に張り巡らされています。そのため普段寝ているところや、くつろいでいる場所でも強い電磁波を知らずに浴びていることがあります。

ちょっとした知識や配慮で、この電磁波の影響を低くすることも可能ですが、ほとんどの方、ほとんどの不動産会社はこういった知識がないために、問題があっても知らずにそのままにしています。ですが、電磁波過敏症になったり、体調を悪くするのは住んでいる方です。そして誰もその責任は取れません。

こういった現状を少しでも改善すべく、ふくろう不動産ではお客様が住む、購入予定の住まいについては無料で電磁波の調査を行い、問題改善の提言を行っています。

磁場測定器

3軸センサーで磁場を測定するアメリカ製のUHS2という測定器です。先に紹介したFM-6という機器も磁場の測定が可能ですが、1軸(一方向)でしか磁場の計測ができません。なるべく精度の高い測定をすべく、磁場はこちらの機器を使用しています。

市販の電磁波測定器には、精度が悪く、実用上役に立たたない製品がたくさんあります。ふくろう不動産では電磁波測定士協会指定の電場測定器、磁場測定器を使用しています

ふくろう不動産はシックハウス対策を行っている不動産仲介会社です

病気のイメージ写真

人の健康に悪い影響を与える家はまだまだたくさんあります。

2000年頃にはシックハウス問題が大きく取り上げられていました。シックハウスとは住んでいる人に健康に問題を与える家のことです。
この問題を受け、2004年に法律が改正され、シックハウスの問題となりそうな建材にも制限がかかり、最近ではあまりシックハウス問題を聞かなくなりました。

しかし、シックハウス問題は無くなった訳ではありません。今でも様々な形で、住んでいる人の健康に悪影響を与えている住まいがたくさんあります。ふくろう不動産ではお客さまがこのシックハウスで苦しまないように、いくつかの対策を立てています。

空気を汚染するホルムアルデヒドを測定器で計測します

ホルムアルデヒド検知器本体

ふくろう不動産で使用しているホルムアルデヒド検知器FP-30です。国産の理研計器製です。厚生労働省指定の検査機器でもあります。

2004年の法律改正時に、その使用が大きく制限されたものがホルムアルデヒドです。この化学物質による影響は大きく、このホルムアルデヒドが原因でシックハウス症候群となった方がたくさんいらっしゃいました。

2004年以前と比べればこのホルムアルデヒドによる被害は少なくなったものの、今でもゼロということではありません。ふくろう不動産では、お客様がホルムアルデヒドによる被害を受けないために、このホルムアルデヒドの濃度を測定し、お客様に報告しています。

厚生労働省の基準で言えば、ホルムアルデヒドの濃度は0.08ppmまでが危険が少ないと言われています。この濃度を超える住宅であった場合、換気システムの導入、ベイクアウトの提案、発生源と思われる家具などの搬出などを提案しています。

カビの原因になりやすい結露をサーモグラフィカメラでチェックします

すのこを使ったサーモグラフィカメラの実験

すのこの裏側に水を塗って、表からサーモグラフィでそれが判断できるかどうかを見てみました。水を塗ったのは左から2本目の板で上部に4本線上に塗りました。実際に4本分温度が低い部分が表側からでも確認できます。

シックハウスの原因となるのは化学物質だけではありません。カビなども原因となることがあります。住宅内のカビは雨漏りなどの水漏れや結露などで屋根や壁の木部部分が濡れている時に発生しやすいものです。

これは単に家の中から壁や屋根を見るだけでは分からないこともあります。そこでふくろう不動産では、サーモグラフィカメラを使い、建物内に水漏れがないかどうかをチェックします。100%水漏れを確定できるわけではありませんが、少しでもお客様の健康に影響を与えそうな問題を取り除けるよう心がけています。

放射能測定器で放射線量もチェックしています

ふくろう不動産が使用しているガイガーカウンター

ふくろう不動産で使用しているガイガーカウンターです。ロシア製(ウクライナ製?)のRADEX RD1503という機種です。通常ラップに包んだまま使用し、一定期間経過後にはラップを交換しています。

ふくろう不動産では放射線についても、測定器でチェックしています。放射能問題は以前ほど騒がれなくなりましたが、万が一にもお客様の健康に問題となることが無いよう、念のために放射線チェックを行っています。

今までに高い放射線量をお客様の家や土地で計測したことがありません。しかし、建材に放射性物質が入っているという可能性がゼロでない以上、念には念を入れて、チェックするようにしています。

他の不動産会社ではできない健康のためのチェックを行います

病気のイメージ写真

ほとんどの不動産会社では住まいの健康チェックができません。

こういった住む人の健康のためのチェックを行う不動産会社はほとんどありません。建物の構造などをチェックするホームインスペクションですら、ようやく一般的になってきましたが、それでもまだどの会社でも行っている訳ではありません(ふくろう不動産でもホームインスペクションを行っています)。

私は今のホームインスペクションもまだまだ足りないと思っています。それはここまでお話ししました、人の健康に関するチェックが充分でないと感じるからです。

このようなチェックは、当社で仲介を頼まれるお客様に対しては無料で行っています。また、仲介とは別に検査のみも有料ではありますが受け付けています。有料の検査につきましては、「6-01.健康配慮型のインスペクションを行っています」のページや「6-03.戸建住宅のインスペクションの費用と内容について」のページをご確認ください。インスペクションそのものについては「ホームインスペクション(建物検査)とは何かをご存知ですか?」のページも参考になります。

戸建住宅を建てる土地を探している方、中古住宅を探している方、中古マンションを探している方で、その住まいが健康に悪い影響を与えるのではないかと心配されている方は、ぜひふくろう不動産をご利用ください

また、文字や写真だけですと内容が分かりにくい部分もあるかと考え、自分の意見を動画でも公開することにしました。

よろしければ、こちらもご覧ください。

ふくろう不動産では健康に関するチェックを特に重要視し、その上でお客様に物件の提案を行っています。ここでお話しした以外にも様々なチェックを行っています。詳しくはふくろう不動産までお問い合わせください。お問い合わせは「お問い合わせフォーム」のご利用が便利です。また、ご連絡されたからといって当社からしつこい営業の連絡を行うこともありませんので、ご安心ください。

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