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昨日仕事中に、ヴォーという低い音が鳴っているのを感じました。最近では何か気になる音があると、自前の騒音計で音について調べていますので、この時もこの音を測ってみました。音源が何か気になりましたので、調べてみたところ、上の階で子どもが遊んでいたゲーム機の稼働音だと分かりました。そこで早速このゲーム機の前でも音を測定してみました。

wiiの音を計測

家庭用ゲーム機の音を稼働時と止めた時で比較してみました。

ゲーム機を動かしているとき、そのゲーム機を止めた時、ゲーム機を動かしているときに1階で計測した音圧をグラフにしたものが、下記のグラフです。

ゲーム機の音を計測したグラフ

稼働中のゲーム機の音圧を測ってみました。

このゲーム機は低周波音と呼ばれる範囲である、50Hz、63Hz、80Hzあたりで高い音圧を計測しました(青色の棒が稼働中の音です)。特に63Hzでは70dB以上と結構大きな音圧です。超低周波音と呼ばれる20Hz以下では特に大きな音を出していない様子です。

一般的な騒音を測る基準であるA特性(棒グラフの1番左側です)では、ゲーム機の前だと49dBとそれなりに高い音圧ですが、1階で計測すると35dBとそれほど大きな音ではありません。ただし1階で音を聞いていますと、音量は確かに小さく、注意しなければ聞こえない音ではありますが、1度気が付くと嫌な感じになる音でもあります。もちろん人によって感じ方は違うと思いますが、この位の音でも長時間続くようなことがあると、ましてや寝る時にこの音が続くと嫌な気分になるだろうなと感じる音でもあります。

もちろんそれほど長時間ゲーム機を使うことも無いでしょうし、これが低周波音被害をもたらすということではないかもしれませんが、一般的に静かであると言われる騒音レベルである35dB(A特性)の音でも、充分不快だと感じられる音になるのだという事を改めて実感しましたので、備忘録的にこのサイトで公開しました。

私自身は低周波音被害の症状がある訳ではありませんので、被害を受けている方の気持ちを完全に理解するのは難しいのですが、このちょっと嫌な感じが何十倍にも大きくなって、かつそれが長時間続くのであれば、それは確かに嫌であろうなと、少しだけですが感覚が分かったような気がします。またA特性の音のレベルだけでは本当に判断できないのだという事を、今まで知識として知ってはいましたが、本当にそうだなとようやく感覚でも近づいてきた気がしました。

低周波音被害と言うものが今一つ感覚で分からないという方は、ゲーム機やPCなどでCD-ROMなどを回してみて、静かなはずなのに気分が良くない、という感覚を味わってみるのも良いかもしれません。ただ本当に体調が悪くなると大変ですので、試すときには短い時間で試してもらえればと思います。