日本の不動産取引の透明度は世界で26位となっています

不動産会社と聞くと怪しい会社というイメージを持っている方も多いと思います。もちろん変な人ばかりではありませんが、常識に欠けている人や詐欺まがいの会社があることも否定できません。この日本の不動産業界は世界的に見てどうなのかは色々な切り口で考えられると思いますが、分かりやすい指標で透明度について調べたものがあります。

アメリカの総合不動産サービス会社のJLLは2年に1度、世界の不動産取引の透明度について、ランキングを発表しています。最近では2014年の調査が1番新しく、その結果が下記の表です。

2014年不動産透明度ランキング

出典:JLL

日本は26位、2年前の前回調査では25位でしたので、ほとんど変わっていません。ただ順位は落ちていますが、総合スコアは良くなっており、少しずつではありますが、透明度は高くなってきているようです。

そうはいっても、いわゆる先進国の中では透明度が高い方ではありません。透明度が高くない理由の1つに「双方代理が可能なこと」という項目があります。つまり両手取引が可能であるという点が、透明度が高くない、と思われる理由の1つになっているようです(両手取引については「第1章.米国式エージェントサービスは片手取引の仲介です」のページをご参照ください)。

両手取引を行う会社が全て悪いことを行っている訳ではないでしょうが、不動産業側に有利となるような情報操作をしやすいという点が確かに残ります。ビジネス誌などでもその危険性を指摘しています(「大手不動産が不正行為か 流出する“爆弾データ”の衝撃」ダイヤモンドオンライン)。

当社:ふくろう不動産はできる限り情報を公開して、さらには見えない情報は多くの検査機器を使ってさらに情報を増やし、お客様に提供するという方針で営業しています。

当社の営業スタイルを米国式エージェントサービスと呼んでいるのも、透明度で1位2位を争うアメリカと同じように、透明性が高い不動産取引を進めていきたいと考えているからです。私も同じ不動産業界で仕事をしている身として、少しでもこの業界の透明度が高くなり、かつ良い方向に動いていくように頑張りたいと思います。

当社がどのような営業スタイルで、またどのような検査を行っているかについては「ふくろう不動産とは」のページもご覧になってみてください。

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