東京ガスでは3年に1度定期点検を行っています
オール電化住宅のようにガスを全く使っていない住宅は別ですが、ガスを使用している住まいでは定期的にガス器具の検査が行われます。私の住まいは東京ガスのエリアですが、先日その東京ガスの定期点検がありました。費用は掛からず、時間も15分程度で終わります。今回は備忘録的にその点検についてお話しします。
外の給湯器周りのガスの漏れ具合を確認していました
私の家には、お風呂用のガス給湯器(室外)、キッチン用の小型のガス給湯器(室内)、ガスレンジがあります。まずは外にあるガス給湯器の周りを係の人がチェックしていました。給湯器そのものも調べていましたが、配管のつなぎ目のあたりを特に丹念に調べていました。
室内の給湯器は一酸化炭素の濃度も調べていました
室内の給湯器については、ガス漏れだけではなく、一酸化炭素の濃度についても調べていました。不完全燃焼などの場合で一酸化炭素が多く出ていることもあるそうです。炎の色なども利用する際にはチェックしてほしいとの事でした。
炎の色がおかしいと思われた場合には、まずは電池の交換、それでも問題が解決しないようでしたら、東京ガスに連絡してほしいとのことです。
ガスレンジはガス漏れとガスの火の色味を見ていました
ガスレンジでは、レンジの下にあるガス配管の取り付け部分のガス漏れのチェックや、レンジに実際に火を点けて、炎の色や高さについてチェックしていました。写真の炎は青く燃えていますが、炎が赤みがかっていたり、高さが異常に高くなるようですと、問題があるかもしれないとの事です。
点検が終わると結果をお知らせをその場で出してくれます
ガス点検は点検が終わるとすぐにその場で結果を教えてくれます。幸いどのガス機器についても問題は無かったようです。一酸化炭素の濃度も基準値0.015%に対して測定値は0.009%との事でした。ただ、このガス器具の使用中は必ず換気扇を回してほしいとの事でした。
ガスの点検立会いは改めてガスの知識を確認できる良い機会です
点検後には小冊子ももらい、改めて注意しなければならないことを教わります。強い地震のあと(震度5強以上の地震など)はガスは自動で停まります。その際の復旧の仕方などを改めて教わります。
昔聞いたことがあったのですが、普段使わない作業や内容はどうしても忘れてしまいます。ですがいざという時に必要な知識ですので、このような点検時に改めてガスに対する知識を確認するのは良い事だと思います。
警報機は一酸化炭素検知機能付きが良いのではと思わされました
2011年6月以降は既存住宅であっても火災報知機を取り付けなければならないと消防法で義務付けられました。ただし、取付しなかったからといっても罰則は無いようですので、取付していない家庭も多いのではないかと思います。
東京ガスでも火災報知器などを取り扱っており、購入もリースも可能です。単純な火災報知機であればネットやホームセンターで安い価格のものが購入できます。しかしガス漏れや一酸化炭素の検知まで考えると、ネットではあまり見かけなくなります。
上のグラフのように、一酸化炭素中毒による死亡事故が多いことを考えると、それもあった方が良い気もします。金額がやや高くなるのが難点ですが、室内で何かを燃やす設備がある家では、一酸化炭素の検知機能がある警報機を取り付けた方が安全ではないかと思います。
東京ガス自体には全く問題は無いのですが…
このような形で我が家のガス点検は問題なく終わりました。検査員である東京ガスの方も礼儀正しく説明も丁寧でしたので、内容には全く不満はありません。
ただ東京ガスのせいではないのですが、自宅に訪問されて検査をします、と最初に聞いた時に、つい怪しいセールスではないか、と疑ってしまいます。これはもちろん東京ガスのせいではなく、他に怪しい訪問販売の会社が多いことが問題です。
しかし法律で定められたきちんとした無料点検なのか、怪しい会社のセールスなのか、玄関先で話を聞いただけではすぐに判断できません。東京ガスの場合には事前にチラシを投函しており、そういった怪しい会社ではないということをアピールしていますが、最近ではセールスでも事前チラシを入れる会社もあり、少し判断に迷うこともあります。
怪しい会社ではないと確認するには、訪問された際に案内のみもらい、立会日は東京ガスのサイトでネット予約をするのが良いと思います。それであれば東京ガスのサイトから手続きをする訳ですから、相手が怪しい会社である率を減らせます。何もそこまで徹底する必要はないかもしれませんが、心配な方はこの方法で手続きを行ってください。
以上、ガスの定期点検の備忘録でした。
ガスについての話は「3-01-18.都市ガスかプロパンガスかで何が違いますか?」のページや、「3-02-21.ガスコンロとIHクッキングヒーターのメリットとデメリット」のページでも説明していますので、よろしければこれらのページもご覧ください。
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