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先日注文していた床下探査ロボットが昨日納品されました。ロボットと言ってもリモコンで動かすローテクの機械です。

床下探査ロボット

リモコンで動くキャタピラ付きの車に、デジタルカメラを載せた床下探査ロボットです。

早速自宅の床下に入れて、使い勝手を試してみました。

床下に入れてみた

自宅の床下にロボットを入れ、使い勝手を試してみました。

ロボット自体の操作はリモコンで、カメラの操作はスマホで行うようになっています。床下をまんべんなく動かしてみて、床下の写真をたくさん撮りました。

点検口から見えない床下部分

点検口から見えない床下部分が確認できました。

点検口から見える床下は、床下のほんの一部分です。床石や基礎の立ち上がりに邪魔されて見えない部分の方が多いでしょう。そこでロボットを束石からぐるっと回らせ、裏の部分を撮影しました。ストロボが届く範囲でしか詳しく見ることができませんが、床下チェックを行うには充分な撮影精度だと思われます。

基礎の入隅部分

点検口から確認できない角(入隅部分)が確認できるのがありがたいです。

ありがたいのは、角(基礎の入隅部分)が確認できることです。シロアリはこのような角部分や束に蟻道を作って、そこから土台部分に上がることが多いのですが、点検口からですと角部分はほんの一部しか見ることができません。そこでロボットを角部分に近づけ、撮影して蟻道の有無が確認できるのは助かります。

土台や大引きが削られている

施工状況を見るのにも役立ちます。この写真では土台や大引きが削られているのが分かります。

上の写真では排水管を通すために、土台や大引きの一部が削られていました。このケースではすぐに問題になることは無いでしょうが、現場によっては基礎の立ち上がりが壊されていたり、土台や大引きが完全に切られて、構造上意味の無いものになっていることもあります。このような問題が無いかどうか、ロボットを使うことでチェックしやすくなりました。

フローリングの切れ端が落ちていた

床下のゴミの状況などで、施工のモラルやレベルが判断できます。

また、施工レベルの低い現場では床下にゴミが散乱していることがあります。幸いこの家ではそのようなことは無かったのですが、一通り見てみると、上記の写真のようにフローリング材の切れ端と思われるものが落ちていました。何かで落ちた、とは思いにくいので、おそらく当初から捨てられていたのではないかと思われます。また他にはテープの端部分などが、ところどころに残っていました。

ロボットを入れて、見えない部分まで見るようにしなければ、ずっと気が付かなかったと思います。ゴミがあったからといって、すぐに建物に問題が出る訳ではありませんが、あまりにもひどい場合には、施工レベルにも問題がある可能性があります。見ることができるのであれば、しっかりチェックしておきたいところです。

排水管の傾斜

排水管の状況も見ることができます。

他にも床下には給排水管や電気線が通っています。排水管などは可能であればその傾斜なども確認したいのですが、さすがにロボットにそこまでの機能はありません。

この床下探査ロボットを色々と試してみて、実際に使えそうだということが分かり、安心しました。当社を通して不動産の売買をされるお客様には、これらの調査は無料で行っています。また不動産の売買とは別に、当社では建物のインスペクションのみも行っています(こちらは有料です。「6-03.戸建住宅のインスペクションの費用と内容について」参照)。

建物は完成してしまうと、チェックできる部分は本当に少なく、100%確実な調査というものを行うことはできないのですが、それでも、サーモグラフィカメラやこの床下探査ロボットなどが揃ってきたことで、ある程度は制度が高い建物検査、インスペクションができる体制がよいやく整ってきました。

建物検査の内容や、当社のサービス内容については、お問い合わせフォームやお電話で、ふくろう不動産までお問い合わせください。