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当社:ふくろう不動産には不動産に関わる様々な質問が届くのですが、中にはなぜこのようなダメな不動産を選んでしまったのだろうと、逆の意味で感心することがあります。

ダメな不動産というのは、資産価値の維持がかなり厳しい物件や、明らかに欠陥と思われる住宅等の事です。また、その方が選んだ不動産会社がひどい会社であるケースも良くあります。こう言っては語弊がありますが、だまされる方の何割かはだまされるべくして騙されているという印象を受ける事があります。

だます人

だます人が悪いのはもちろんですが、だまされるべくしてだまされるような事態は避けたいものです。

このページでは、どういった方が不動産購入で騙されやすいのか、という事をテーマに私の偏見を述べたいと思います。

完璧な物件を求めている方は、購入できないか騙されるかの2択です

そもそもですが、自分が求めている条件を全て満たす物件というものはありません。環境が良く、建物性能が良く、利便性も良く、価格が安い、という物件は存在しません。価格以外のすべての条件が良ければ、当然価格は高くなるからです。

逆に言いますと、価格が安い物件は何かしらの理由があるから安い値付けになっています。その理由が納得できるかどうかは買う方の価値観によって決まります。そして、その理由を納得した上で買うのであれば、価値観の問題ですし、だまされたという事にはなりません。

様々な不動産

全ての条件を満たす不動産はそもそもありません。

そして問題となるのは、価格が安くなっている理由を知らずに買ってしまうケースです。この場合は、知らずに買っている訳ですから広義で言えば、だまされたという事になります。

価格が安い理由を、きちんと説明しなければならないと法律で定められている部分もあれば、定められていない項目もあります。あるいは説明はしたけれでも、その説明が不充分で、買い手側が内容を正しく理解していなかったという事もあります。

後で、知らされていなかった、説明がきちんと行われなかった、不動産会社にだまされた、というように感じたとしても、物件を購入した後であれば、まず元の状態に戻すことは出来ません。だました内容や説明不足の内容が法的に大きな問題であった場合などは、契約を白紙撤回することもできるかもしれませんが、そのようなケースはまれで、通常は何らかの不利益を受けます。

だまされない為に、このような事をすれば良いという確実な方法がある訳ではありません。ですが、確実ではないにしても、一定の知識を得ておくことで、ある程度は騙される率を減らすことが出来ます。

また、だまされないとしても、物件をずっと探し続けていても良いと感じられる物件が見つからないというケースも、完璧主義者が陥りやすい問題です。感覚として1年以上物件を探し続けて、良いと思える物件が1件もない、という場合は、恐らく存在しない完璧な物件を探している可能性が高くあります。

存在しない

存在しない物件を探すのも、だまされる要素の1つかもしれません。

繰り返しになりますが、面積が広く、建物が新しくきれいで、利便性が高く、安全性も高く、価格が安いという物件は存在しません。これらの要素は相反するものが多く、どれかの要素が理想から離れていきます。

こういった実情を知らずに探し続けても、求める物件は見つかりません。そしてこれらの条件をすべて満たしているように見える物件は何らかの隠れた問題があると考えるべきです。

そして実情を知らない方は概ね不動産の見かたが良く分かっていません。つまり問題がある物件でもその問題に気が付かず、結局はそのおかしな物件を買ってしまう、広義で言えば、だまされる率が高くなることになります。

お客様は神様であるという意識が強い方もだまされそうです

不動産を買う人はお金を払うわけですから自分のいう事は絶対だ、というように考える方も騙されやすいタイプであるように感じます。

これは逆の立場から考えてみてください。例えばお客様から電話をしたらすぐに飛んで来い、というタイプの方がいた場合、営業マンはどのように感じ、どのように対応するでしょうか?

お客様は神様

お金を払う方が偉いのだからという考えが強すぎる人も騙されやすい傾向にあるように感じます。

往々にして、このようなタイプの方は人の話を詳しく聞きませんので、詳しい説明が必要になるような物件は営業マンは紹介しなくなるでしょう。また本来であれば説明しなければならない内容であっても、この話をすると面倒な事になり兼ねないので、話は省略しようと考えるかもしれません。

丁寧に細かく説明をしたが故に、その説明で呼び出されたり、通常以上に労力がかかりそうと感じられれば、その説明はなるべく簡素化しようと考えるでしょう。

この方針が進み過ぎますと、価格が割高であっても説明が簡単である物件を紹介するようになっていきます。そして価格比較などの詳しい状況は説明しませんので、割高であるという点に気が付き難くなります。

ですので騙されるというよりは高いものを買わされる、という方向になり易い気がします。このあたりのお話は感覚的なものになりますので、少し説明が難しいのですが、この話を強いて単純化すれば、「高飛車なお客様に良い物件は紹介しない」という話につながります。

話を単純化し過ぎる人もだまされる率が高くなりそうです

不動産についてあまり勉強せずに、話を単純化し過ぎる方も、だまされやすい傾向にあるように感じます。駅から何分以内であれば良いとか、このタイプであれば良いと条件を簡単にし過ぎますと、他に問題があってもその問題に気が付かないという事が出てきます。

1つだけ

ここだけ見れば良い、と単純化し過ぎるのも危険です。

また営業マンの方でも、このお客様はこの点のみ注意して主張すれば大丈夫というように思えば、それ以外の内容の説明を簡素化しようと考えます。

これも結果として本来知っておくべき重要な話を聞き逃すことになり兼ねませんし、結果として良くない物件を購入することにもなり兼ねません。

信用し過ぎてもしなさ過ぎても失敗する率はあがります

また、時々サイト等で「営業マンを信用しましょう」的な記事を見る事がありますし、逆に「営業マンを信用してはいけません」的な記事を見る事もあります。

この辺の兼ね合いは大変難しいのですが、どちらかに偏り過ぎても良くない気はします。基本としては、信用できる会社と営業マンを見つける事が第一で、原則としてその営業マンを信用はするにしても、ポイント毎に内容をチェックするというバランスを考えた姿勢が重要ではないかと思います。

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