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2016年4月14日に熊本県で震度7の地震がありました。地震被害の状況などについては、テレビやネットなどで様々な情報が発信されますが、テレビなどの情報は一般的な情報が中心です。

しかし災害地にいる方、災害地に知人がいる方は自分の知り合いがどうなっているのか、確認しに現地に行きたいがどうしたら良いのか、という事の方を知りたいのではないかと思います。

そこで、地震などの災害があった場合には、どういったサイトを確認すれば良いのか、実際に被害にあった場合に当事者はどのような情報を発信すれば良いのかを簡単にお話ししたいと思います。

Googleのクライシスレスポンスの存在を知っておきましょう

災害があった際にまずは確認したいサイトが「Googleクライシスレスポンス」です。

クライシスレスポンス

Googleが提供している無料の情報サイトです。
出典:Googleクライシスレスポンス

このサイトではいくつかの機能があるのですが、代表的なものは「パーソンファインダー」「災害情報マップ」「災害関連ニュース」の3つではないかと思います。それではこの3つについて、少し詳しく解説します。

パーソンファインダーで知人の状況が確認できます

まずはパーソンファインダーです。

パーソンファインダー

知人の安否状況が確認できます。
出典:パーソンファインダー

大きな災害があった時には、自分の知り合いが無事かどうか気になる方は多いのではないでしょうか。しかし災害時には通常の電話や携帯電話は回線が混んでいてつながらない事も多いため、まずはネット等を使って、今のその人の安否状況を確認してみるという方法が有効です。

仮に電話がつながるとしても、災害時には現場は混乱していますし、緊急の連絡を取りたい人のために、電話回線などはなるべく混雑させない方が望ましいと思います。ですので、安否確認はまずこのようなサイトを使うのが良いと思います。

これはNTTの安否情報と連動しているようなのですが、もし事前にこのサイトの存在を知っていれば、被災した本人が自分で大丈夫である旨の情報を提供することも可能です。

こういったサービスはGoogleだけでなく、携帯会社各社でも災害伝言板というものを作っています。
NTTドコモの災害伝言板
auの災害伝言板
ソフトバンクの災害伝言板

ただ、どの方式も事前に災害伝言板を利用することができるアプリを入れておかなければなりません。いざ災害が起きた場合は、ネット回線も混雑していることもありますので、問題が無い時期に事前にアプリをダウンロードしておく事が必要です。

自動車通行実績マップで車で通れる道が分かります

次に紹介したいのは「災害情報マップ」です。それがこちらです。

災害情報マップ

災害時に車の通行が可能である道が分かります。
出典:災害情報マップ

災害が起きた場合に、他の人が安否の確認や救援のために車で駆けつけたいという方も多いと思います。ですが、地震などの後は、家や道路自体が倒壊して、自動車が通行できないという事もあります。

その時にこの災害情報マップは役に立ちます。これは自動車メーカーであるホンダが情報提供しています。ホンダのナビシステムを搭載している自動車が通ったかどうかのデータをまとめて、地図に反映したものです。その車が通れたという事は、その道路は閉鎖されていない、自動車が通ることができる、と判断できます。

もちろん状況が変わることもあるため、絶対的に正しいものでは無いでしょうが、その道路が使えるかどうかの目安になると思います。

ちなみに他の自動車メーカーであるトヨタも同じようなシステムがあり、その情報を公開しています。
トヨタ通れた道マップ

こちらもホンダのシステムと同じような仕組みと思われます。実際に自動車を使いたい方は、両方見て確認した上で、自動車を使うかどうかを決めるのが良いのではないかと思います。

災害関連ニュースもまとまっています

災害関連ニュース

実用性が高いニュースが掲載されます。
出典:googleクライシスレスポンス

Googleクライシスレスポンスのホーム画面では、「災害情報マップ」「パーソンファインダー」と並んで、「災害関連ニュース」も掲載されています。見る限り割と重要度が高いニュースが掲載されていますので、こちらも参考になります。

もちろん通常の検索エンジンで災害について調べても良いのですが、検索するキーワードによって、表示される内容が異なります。その点「災害関連ニュース」では災害時に無料で使えるwifiの紹介など、実用性や重要度が高い情報が公開されていることも多いため、こちらもチェックしたいところです。

facebookでも災害時情報センターという機能を持っています

ここまではGoogleのシステムを紹介してきましたが、Facebookでも災害時情報センターという機能があります。

facebookの災害情報センター

Facebookでも知人の状況が確認できるサービスがあります。
出典:Facebook災害時情報センター

こちらの情報は、Facebookでつながっている人にのみ流れるようになっていますので、とりあえず知人に状況が伝われば良いと考えている人に有用だと思います。また、災害の現地にいる人には災害時情報センターから安否確認の通知が届くみたいですので、その通知に返事をするだけで良いという手軽さもあります。

普段からFacebookをよく使っている人は、この機能を使ってみてください。

事前に知らないと使えない事もありますので、まずは使えるサイトの存在を知りましょう

以上、簡単ではありますが、災害時に使えるサイトの紹介をしてきました。ただ、これらのサイトの存在を事前に知らないとうまく使う事ができない事も多いと思います。

スマホを使う人は事前に関連アプリを入れておかないと使えない事があるでしょうし、PCサイトでも、これらのサイトの存在を知らないとうまく使いこなすことはできません。

大きな災害が起きないと、こういったサイトなどの使い方を考えることが少ないと思いますが、いつどこで災害が起こるか分かりませんので、問題が無い時期に、いざ災害時にどうするか、の準備をしておくことは本当に重要です。サイトの確認などは費用がかかるものではありませんので、皆さんも興味を持った時にはすぐにチェックされることをお勧めします。