住宅ローンを組む前に「予備資金」について考えましょう
「マイホームを買おう!」と思った時、皆さんはまず何を考えますか?
多くの人は「いくらの物件が買えるか?」「いくら借りられるか?」といった、物件価格やローン借入額に意識が向きがちです。
しかし、不動産購入において最も重要で、かつ失敗すると取り返しのつかないことになるのが「予備資金(生活防衛資金)」の考え方です。
1. なぜ「いくら借りるか」より「予備資金」が先なのか?
住宅ローンの返済は、一度始まれば止まりません。
万が一、怪我や病気、あるいは勤務先の倒産などで収入が途絶えたとしても、銀行への返済と日々の生活費は容赦なく出ていきます。
「いくら借りられるか」を考える前に、「いくら持っていれば自分と家族は生き残れるか」を強く意識することが重要です。
2. 予備資金は「金額」ではなく「期間」で考える
必要な金額は人それぞれの生活コストによって全く異なるため、期間で考えましょう。まずは「自分の家庭は1ヶ月いくらで生活しているか」を正確に把握することが重要です。
確保すべき期間の目安
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最低ライン:3ヶ月分
これがないと非常に危険です -
安全圏:6ヶ月〜1年分
心理的な余裕も生まれます
職業によるリスクの差
● 公務員・大企業:半年分〜
● 自営業・中小企業:1年〜2年分〜
お金の優先順位を間違えない
避けるべき行動
予備資金を削ってまで頭金を増やすことは避けるべきです。手元の現金はトラブルに立ち向かうための「万能な盾」です。
賢い返済の考え方
住宅ローンは低金利ですし、税金の控除もあります。教育費など、他の高金利ローンを組むリスクを避けるためにも現金は手元に残しましょう。
資金配分の優先順位
- 生活防衛資金(予備資金)の確保
- 確定支出(教育・リフォーム等)の準備
- 繰り上げ返済・資産運用

